「パパとママを背負いすぎてる」悩める美少女二世レスラーが王座奪取に失敗もチャンピオンから熱いエール!
試合はセレーネ・フローラの奇襲に始まり、スピードを活かした息もつかせぬ連携でミライサクを序盤から追い込んでいく。しかし、“個”の力では圧倒しているミライサクの2人が各個撃破に切り替えて連携を分断していくと、中盤にはすっかり王者組のペースに。 しかし、乱戦のさなかでMIRAIのミドルキックが桜井に誤爆。その後の連携攻撃は誤爆未遂に終わるも、桜井が意図的にMIRAIの顔面へビッグブーツ。誤爆からの空中分解でついに“不仲説”が立証されてしまったのかと思われたが、雨降って地固まったのかその後は鉄の連携を発揮。 最後はミライサクが2人まとめて変形クロスアームSTOでなぎ倒し、桜井がきずなにSTF、MIRAIが弓月を逆エビ固め。きずながギブアップし、死闘に終止符が打たれた。
試合後には、林下詩美&天麗皇希が現れてツインスター王座へ挑戦を表明。 皇希は後藤智香とのタッグ【tWin toWer】で同王座を狙い続けてきたが、後藤が胸骨の負傷で1ヶ月の欠場に入ることに。後藤から「欠場中は好きにしていいよ」というお墨付きを得た皇希が早速憧れの詩美にタッグ結成を申し入れて挑戦名乗りを上げた形だ。 バックステージに戻ったMIRAIは「自分はきずなに『パパママに甘えてる』とか言ったけど、闘ってみて、自分のその考えはちょっと違ってたのかもしれないなと思いました。きずなはね、パパママを背負いすぎてるんじゃないかな。そのせいで『失敗しちゃいけない!』『ここは絶対成功させなきゃいけない!』『すごい存在じゃないといけない!』っていうのを背負いすぎてると思う。きずなはもっと自由にやっていいと思う。パパママじゃなく、きずなの今回ちょっとだけ開いた扉をもっと開いてきずなの良さを出していってほしいなと思います」ときずなにエール。
一方のきずなは「デビューする前からああいうことってたくさん言われてきたけど、ああいう場で言ってくれたのはMIRAIさんが初めてで。悔しいしムカついたけど、ホントはちょっと嬉しかったです。ああやって言ってもらったから、勝ちたい気持ちもミライサクから獲りたいって気持ちももちろん大きかった。今日は今マリーゴールドを背負っている2人にこんなボロボロになって負けちゃったけど、いつか必ず弓月と私がマリーゴールドを背負ってあの2人から勝つので、それまでずっとずっとベルト守り続けてください」と涙しながら成長を誓った。