クリッパーズを支えたパウエルが盟友レナードの復帰を大歓迎「ここからチームを築くだけ。本当に楽しみ」<DUNKSHOOT>
現地時間1月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズはホームのインテュイット・ドームでアトランタ・ホークスと対戦。2連戦の2日目となった相手にファーストブレイクポイントで46-14、ペイント内スコアでも74-40と圧倒し、131-105で快勝した。 【動画】レナードの今季デビュー戦! 連敗を2でストップしたクリッパーズは、ノーマン・パウエルの20得点、4リバウンド、2スティールを筆頭に、イビツァ・ズバッツが18得点、18リバウンド、4アシスト、アミール・コフィーが17得点、4リバウンド、ジェームズ・ハーデンが10得点、15アシストを記録するなど、計8選手が2桁得点をマーク。今季成績を20勝15敗(勝率57.1%)とし、ウエスタン・カンファレンス5位タイに浮上した。 そして、右ヒザ炎症のためトレーニングキャンプから別メニューをこなし、開幕から欠場が続いていたカワイ・レナードが、シーズン35試合目にして待望の今季初出場。スターターとして出場し、19分25秒のプレータイムで12得点、3リバウンド、1アシスト、1スティールをマークして勝利に貢献した。 今季のクリッパーズは、ここまでパウエルがフィールドゴール成功率48.1%、3ポイント成功率43.9%(平均3.6本成功)と高確率でショットを沈め、チームトップの平均23.5点をマーク。レナード不在の穴を懸命に埋めてきた“代理エース”は、大黒柱のカムバックを大歓迎している。 「彼とはずっと話してきたし、『復帰するのが待ち切れない』と言ってきた。今季は僕とジェームズが警戒されてきたんだ……。(けど)カワイがフロアにいることで、相手チームの選手たちをすごく引きつけてくれるし、ダブルチームだってされる。僕もようやくキャッチ&シュートで3ポイントを打てるよ。本当に楽しみだ。最初の試合でも彼は本当に良く見えた。あとはここからチームを築き続けていくだけさ」 レナードとパウエルはともにトロント・ラプターズに在籍した2019年、チームの球団初優勝を分かち合ったいわば盟友。旧知の2人に導かれたクリッパーズの、さらなる躍進に期待したい。 文●秋山裕之(フリーライター)
【関連記事】
- クリッパーズのレナードが待望の今季デビューも「難しいことは何もない」と涼しげ。一方「プレーできないのはつらかった」<DUNKSHOOT>
- リーグ制覇には「運も必要」パウエルが2019年のラプターズ優勝を回想「再現にはどれだけの試行回数をこなせばいいのか」<DUNKSHOOT>
- “10年目の覚醒”クリッパーズのパウエルが自信を語る「誰に何と言われようと、このレベルでプレーできると確信していた」<DUNKSHOOT>
- 「カワイはプレーしたがっていた」クリッパーズ首脳陣がレナードを代表から外したUSAバスケットボールに不満<DUNKSHOOT>
- ハーデンとアレンの“シューターとしての違い”をクリッパーズ指揮官が語る「どちらも桁外れなシューターだが…」<DUNKSHOOT>