人生最大の挑戦からたった1年半で強制引退…元ガールズケイリン選手・濱野咲さん「落車の恐怖乗り越えられず」/リンカイ!コラボインタビュー
ーー同期3人でのストレート代謝が決まり、22年12月の立川でラストランを迎えたときは、どんな思いでしたか。 ついにこの瞬間が来てしまった、という感じです。応援車券を買い続けてくれた方もいらっしゃったのに、結局紙くずにしかできなかった。同期はたくさん励ましてくれたし、先輩もたくさんアドバイスをくださったのに、いい結果を出せなくて申し訳なかったです。石井さんからは「あと半年早く一緒にやってたら絶対間に合ったのに……もったいないことになっちゃった」と声をかけてもらいました。 それでも自分の中で、後悔はありませんでした。もちろん続けたい気持ちはありましたが、練習を怠って駄目だったっていうよりは、手を尽くしたうえで結果に結びつかなかったので。成績が出ないことは暗い感じに思われがちですが、自分ではやり切った感覚でした。
ーー引退後は、予想番組の出演など、形を変えて競輪に携わる仕事をされています。やはり競輪に関わる仕事をしたい気持ちは強いですか。 最初に出演依頼が来たときは、正直悩みました。いま引退されて表に出ているのは、(高木)真備さんのような一線級の方ばかりなので、自分は出るべきでないという気持ちが強かったんです。でも、応援してくれたファンの方に車券で貢献できなかったので、自分の知識を披露する形で役に立てたらいいなと思って出演を決めました。せっかくありがたいお話をいただいたので。 もちろんすべての方に歓迎していただけているわけではありませんが、競輪界で受け入れてくれる場所があるのは本当にありがたいと思っていますし、オファーをいただけているうちは出演し続けるつもりです。 ーーこれからやりたいことや、将来に向けての展望はありますか。 これから先……何か大きなことにもう1回チャレンジしたいですね。ガールズケイリンは私にとってすごく大きな挑戦で。それは結局ダメだったから、何かもう1つめちゃくちゃ頑張って挑戦してみたいなと思っています。