清水和夫がスズキ新型スイフトのCVTと5MTに試乗「軽いは正義! Bセグホットハッチ日本代表、間違いなし!」
ジャパンモビリティショー2023にコンセプトモデルが登場し、5代目新型にスイッチされたスズキ・スイフト。新開発1.2L 3気筒エンジンとCVTを採用したのが目玉で、安全装備の充実や機能性向上も見逃せない。一部グレードには5速MTも設定され、走りに妥協しない幅広い層を満足させる。さて、清水和夫は新型スイフトをどう評価するのか。 IMPRESSION:清水和夫(Kazuo SHIMIZU)/MOVIE:StartYourEnginesX/ASSIST:永光やすの(Yasuno NAGAMITSU))
新型スイフト“ハイブリッドMX+5MT”、このコの車重は920kg、軽い!
https://youtu.be/d7fWHX7NAaI?si=plxhulAU2UBkP4Eu 今回、スズキはかなり根性入れてこのクルマを開発した。1.2L 3気筒のNAエンジンに12Vのハイブリッドと組み合わせている。5MTとCVTのATがあるが、エンジンをノンターボの1.2L 3気筒にしたことによって、パワートレーンが軽くなったのか。 今乗っているハイブリッドMZ/FF/CVTは車重950kg。ベースモデルのXG、ハイブリッド無し/FF/CVTだと、これよりも40kg軽い910kg。 私は「2022–2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」でアルトに10点(最高点)入れた。車両価格が100万円を切って車重が600kg台というのは、やっぱ正義!“小さく、軽く、安く作る”というところにスズキの良さがあるので、そういう意味ではこの新型スイフト、車体はちょっと大きくなったかも?だが(※1)、車重が軽くなったっていうのはさすがだなって感じがする。 ※1 ボディサイズ比較 先代ハイブリッドRS(FF/CVT)=全長3855×全幅1695×全高1500 mm/車重910kg 試乗車ハイブリッドMZ(FF/CVT)=全長3860×全幅1695×全高1500mm/車重950kg
LKASは車線内でクルマが泳がずにビシッ!
今までのADASだと、あまり高度運転支援とスズキのクルマはなんかあんまりご縁がなかったのかなって気がするけど。 今80km/hで高速道路の規制速度が80km/hなので、ACCの設定も80km/hに設定。右手の親指でクルマの絵が書いてあるスイッチを押すと、メインスイッチがオン。あとはプラス/マイナスのスイッチの右手の親指でマイナスを押すと、その時走っているスピードでセットされる。大体この辺の使い勝手は各社同じになってきたね。 今、前のトラックをロックオンして走っている。速度はちょうど80km/h。規制速度と設定速度と実走速度が全部“8”並び。ミリ波レーダー、もしくはカメラで前のクルマを捉えている。 問題は、この電動パワステによる車線維持装置。車線の真ん中を綺麗にトレースして走れるかどうか。その時にシステムが動くので、ハンドルに手を添えているドライバーが違和感や不安なくLKAS(車線維持支援システム)が動くかどうか。 今、緩い右カーブだが、手を添えているだけ。システムがゆっくり、微妙に右にハンドルを切っている。この辺が結構、カーブの中で“クルマが泳いでいない”から、結構ビシっとしている。 そういう意味で、このステアリングっていうのは結構命なのだ。ステアリングそのもののセンターフィールが、人間が乗っても良しということで、それでシステムが動かしても車線の中で泳がないでビシッといってるっていうところは十分、合格かな。