なぜ泥舟が浮かんでいる?屋根に木が生えている?「まるでジブリの世界」と世界中が驚いたユニークすぎる日本の建築に込められた思いとは…
11 多治見市モザイクタイルミュージアム/岐阜県
岐阜県多治見市のタイルづくりで栄えた笠原という地区に建てられた、タイルのミュージアム。 すり鉢状に傾斜した地面と、そこに立つ土の壁が印象的。タイルの原材料を掘り出す採土場をモチーフとしたこの壁には、割れた陶器のタイルや食器が嵌め込まれています。 4階の屋根の開口から伸びる、タイルの破片をワイヤーで取り付けた「タイルのすだれ」も見どころの1つです。 所在地:岐阜県多治見市笠原町2082-5
藤森さんの設計の方針は、自然素材や植物そのものを建築に取り込んでいること、そして、青銅器時代以後に成立したどの建築様式にも似ていないことだそう。そうして生まれた、自然と建築がお互いを引き立て合う関係は、どこか原始的で懐かしい雰囲気を醸し出しています。 今回は藤森さんが手掛けた建築のなかでも、一般に公開されているものをご紹介しました。ぜひ実際に訪れて、藤森建築の世界観に触れてみてください。