名古屋市・河村市長が年頭会見(全文2完)精いっぱい務めさせていただいている
三の丸地区に対する提言をどう思うか
中日新聞:すいません、中日新聞、水越です。市長に伺います。市長選じゃないですけども、官庁街である三の丸地区ににぎわいを生み出そうということで、今後、大学教授が中心になって期成会をつくって提言を出すということなんですけれども、市の建物もいっぱいありますので、それに対して市長のお考えをお聞かせ願えればと思います。 河村:三の丸の、開発いうのはなんとなくイメージ悪いですけど、まちづくりをやってるというのは、どえりゃあええことだと思います。基本的にはとにかくよほどの、やっぱり【****00:26:56】、要するに財政危機と日頃言われている方は、うそですから、あれは。本当困ったものです。あれでGAFAにも負けてまったり、もろもろ日本の社会が所得を落としたんです。ですから、名古屋できちっとした投資をしていくと。特にトヨタ自動車がまだ頑張っておられて、去年だかおととしだか、名古屋港で貿易黒字が7兆1000億もあるというところで、そのお金をみんな東京のほうに行ってまっとるわけです、今。名古屋で投資不足。 だから名古屋でそういうまちづくり、そればっかりじゃないけど、庄内川の総合整備で3000億ぐらいといわれておりますけど、だいたい起債が、私が市長になってから4000億やっていますので、一般会計の。それはそれできちんと投資していかなきゃということが基本で、ここの三の丸で言えば、それは全域じゃなくても、あんまりぴかぴかのビルばかりじゃなくて、ここは昔の尾張藩の家老の屋敷のあったところですから、そういう雰囲気の、歩くのも、本当はあそこの、今のリニアの穴を掘ってるところに、実は昔の道が出てきたんです、あれ。初めて歩きましたけど、なんと江戸時代の道がそのまま出てきて、なんで出てきたっていったら上に土をぱっと盛っただけだから出てきたということで、なかなかいい雰囲気でしたよ、歩くと。ああ、ここを侍が歩いとったんだというような、名古屋は広い道路ばっかりじゃないぞと。御三家筆頭尾張藩という、そういう雰囲気が出てくるような文化の、お城の木造復元、ちょうど、【****ハヤア 00:28:45】ですけど、合わせたような、ニューヨークからも人が来ると、パリ、ロンドンからも人が来るというようなまちづくりをしていきたいと思います。 中里:太秦みたいになっちゃうんでしたっけ。 河村:え? 中里:太秦みたいになっちゃうんでしたっけ。 河村:太秦。映画村か。それも面白いな。鞍馬天狗とかあんなん出てもらえば。