7年ぶりのセルタ復帰…スペイン代表FWが語った“ノスタルジー”「まるでここを離れていない気がした」
セルタにレンタル加入したFWボルハ・イグレシアスが、万感の思いを語った。22日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 【動画】セルタ復帰が決定したボルハ・イグレシアス 19日、ボルハ・イグレシアスの7年ぶりとなるセルタ復帰が発表された。“パンダ”の愛称で親しまれる現在31歳は、ガリシア州・サンティアゴ・デ・コンポステーラ出身。地元クラブでキャリアを始めた後、バレンシアとビジャレアルのカンテラを経て、2013年夏にセルタに加入。当初はBチームでのプレーとなったものの、2015年1月にトップチームデビューを果たした。が、以降はプレー機会を得られず、2018年夏にエスパニョールへと完全移籍するのに伴い、生まれ故郷のクラブを退団。ただその後、ラ・リーガで大ブレイクすると、2019年夏から在籍するベティスでは、3シーズン連続で2桁得点を記録する安定した活躍を披露。2022年9月には29歳でスペイン代表デビューを飾るなど、ラ・リーガを代表する“点取り屋”としての地位を確立している。 ベティスからセルタに戻ってきたボルハ・イグレシアスは、2024-25シーズン終了までのレンタル加入となる。7年ぶりにセレステスのシャツに袖を通す同選手は「ここにいられることをとても嬉しく、誇りに思うよ。数年前、僕はセルタを去らなければならなかった。この瞬間を生きることは、子供の頃からずっと、プロになってからもずっと、すごく特別で大切なことなんだ」としつつ、「僕の背中を押してくれたクラブ関係者、そして家族や友人たちに感謝したい。ハードワークと熱意を以て、この愛情に応えるつもり。みんなに相応しい、エキサイティングなシーズンにしたいね」と決意を語った。 また同日に、チームメイトにも挨拶。2015年夏からセルタに在籍する主将FWイアゴ・アスパスとも熱い抱擁を交わした“パンダ”は「とても興奮している。今朝到着した時、まるでここを離れていない気がした。セルタはラ・リーガデビューという夢を叶えた場所で、本当に特別なんだ。たとえそれが短い時間だったとしても、ここに居続けているのではないかといつも思っていた」とノスタルジックな気持ちを常々抱いていたようだ。 “遅咲きの点取り屋”としてスペイン国内外に名を轟かせた後、生まれ故郷ガリシアのクラブに巡礼するボルハ・イグレシアス。プロキャリアの原点とも言えるセルタで迎える新シーズンは、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
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