【柔道】男子100キロ超級 中野寛太GS初V、欠場のライバル斉藤立は「倒さないといけない選手」
<柔道:グランドスラム(GS)東京大会>◇8日◇最終日◇男女7階級◇東京体育館 男子100キロ超級は、中野寛太がGS初優勝を果たした。決勝で同門の太田彪雅(ともに旭化成)と対戦し、延長戦で内股で技ありを奪った。「結果を出すことだけこだわってやれた。一番いい結果が出たのでよかった」と充実感を漂わせた。 今大会は、来年6月の世界選手権の代表選考会も兼ねていた。「もちろんオリンピックは目指している」と28年ロサンゼルス五輪を見据えつつ、「とりあえず来年の世界選手権、また再来年の世界選手権もあるので。そこで結果を出さないことにはオリンピックにもつながらない」と気を引き締めた。 負傷のため欠場した斉藤立(JESグループ)には「来年の世界選手権に向けて、倒さないといけない選手だと思って意識していた」と明かした。「世界選手権をここで逃すと、1番手の斉藤選手に追いつけない。次の代表はつかみたい」と力強く誓った。【飯岡大暉】