「吉田ユニ展」いよいよ大阪に、ここでしか見られない「動く」コラボ作品も
東京03や渡辺直美のライブビジュアル、コスメの広告など幅広く活躍するアートディレクター・吉田ユニの展覧会が、関西初開催。JR大阪駅前に誕生した「グラングリーン大阪」内の施設「VS.(ヴイエス)」で11月1日からスタートした。 【写真】吉田ユニ「史上初」のアーティストコラボ、「動く作品」は貴重! 吉田ユニ(1980年・東京生まれ)の作品といえば、CGのように見えて実はアナログという、絶妙な違和感のあるビジュアルが特徴。身近なものを用い、個性的な発想から生み出される視覚トリックや色味は、一目見て「吉田ユニの作品」と分かるほど。 関西での個展開催は初めてとなる今回、2023年に韓国と原宿で好評を博したトランプの作品『PLAYING CARDS』を公開。一見おなじみの絵柄に見える全54種のトランプが、お菓子や果物、文房具などを複雑に組み合わせたデザインになって並ぶ。 ■ 吉田ユニ史上初の「動く」作品、大阪で初公開 大阪会場では、最新施設「VS.」の空間を活かした吉田ユニ史上初の企画を実施。天井高15mの部屋では、巨大なトランプタワーに向かってカードが降ってきているような展示が出現する。 さらに、映像作品を得意とするアーティスト・真鍋大度とのコラボ作品も。吉田ユニがほかのアーティストとタッグを組むのは初めてで、そのうえ平面的なグラフィックが多い彼女の作品を、映像や音とともに体感できるのはかなり貴重。大型スクリーンで囲まれた室内では、人の動きを感知してトランプがめくられるなど、不思議な没入体験が楽しめる。 広報担当の兼松江梨さんは、「(コラボ作品やカードが振るような演出は)VS.の空間に合わせた作ったものなので、おそらくここ以外では二度と見られないと思います」と説明する。 ■ 大阪で初登場のグッズも 会場では、トランプモチーフのアイテムを多数販売。大型トランプが本になった「PLAYING CARDS(ブックタイプ)」(4180円)や「トートバッグ」(2750円)といった人気商品のほか、同展で新登場するレジャーバッグ、ステッカー、ポスターなども並ぶ。 期間は11月1日~12月1日、朝11時~夜8時(金・土・祝前日は夜9時まで)。会期中無休、入場は閉館の30分前まで。チケットは一般1800円ほか、公式サイトにて販売中。