【ハイライト動画あり】早稲田大学が13トライ!ルーキー服部は鮮烈先発デビュー。関東大学対抗戦2024
同様のキック&ラック制圧から3本目(前半16分)を奪ったアカクロ軍団。FB矢崎の安定したハインパント処理もありキックゲームから効率的に敵陣に入る。
そして前半22分にはSO服部の対抗戦初トライが生まれる。
敵陣ラインアウト攻撃からSH細矢聖樹と共に小気味よくテンポを刻む。FWユニットの裏・表で多彩な攻撃をくりだすと、SO服部が8フェーズ目で間隙をみつけてラインブレイク&トライ。先発デビュー戦とは思えぬ落ち着きで、キック、ラン、パスなど自在に能力を発揮した。
日体大もFL家登正旺のジャッカル、WTBトアニトニ・キオカタの落球を誘う好タックルなど守備で魅せるが、30分過ぎから一時拮抗していたスクラムで早稲田大の優勢が色濃くなった。
キックゲーム、セットプレーで劣勢の日体大は、早稲田大のミスのない展開攻撃の前にさらに3トライを浴び、前半を0-45で終えた。
防戦一方となった日体大だが、エナジーは落ちなかった。
後半3分には早稲田大FB矢崎のパスからCTB福島が突破。ここから1トライを浴びたが、日体大NO8岡部義大は献身的なカバー・ディフェンスをみせ、リスタート後にLOテビタ・タラキハアモアはチーム3本目のジャッカルで雄叫びをあげた。
また日体大はこの日、ラックで不要な反則を犯さないクリーンなファイトも光った。大敗チームはペナルティ数が増える傾向にあるが、この日の日体大のPK数は「5」。早稲田大の「8」より少なかった。
日体大はアタックでも後半12分、50点ビハインドの状況で敵陣22m内アタックを仕掛けた。
しかし9フェーズ目でノックオン。アカクロ軍団の的確なタックルからの守備構築という好循環を打ち破れなかった。
後半の早稲田大は、FL適性もある先発HO安恒直人、途中出場のPR新井瑛大を入れたスクラムがいよいよ優勢に。盤石セットプレーから2トライを加えた後半29分にはFB矢崎がこの日初トライ。スコアは71-0に広がった。