Spotifyのアルゴリズムを育てて「おすすめ」の打率を上げる方法
2. 特定のプレイリストを除外
アルゴリズムに無視してもらいたい特定のプレイリストが1つ以上あるとします。例を挙げるなら、仕事中のみ聴きたいlo-fiジャズの曲を集めたコンピレーションや友人のパーティーや結婚式のために作成したプレイリスト、クリスマスらしい曲の寄せ集め集などなど。どの曲もドンピシャ自分の好みではないんだけど…というプレイリストもなかにはあるでしょう。 理由が何であれ、Spotifyでは特定のプレイリストを除外してアルゴリズムに影響を与えないようにすることができます。除きたいプレイリストを開き、3つのドットをクリック、[好みに関するデータから除外する]を選択します。 除外していない他のプレイリストに重複して曲が含まれていない限り、プレイリスト内の曲はおすすめにカウントされません。
3. 好みでないことを伝える
Spotifyを開くと、ユーザーごとのリスニング傾向に基づいてセレクトされた曲やアーティスト、プレイリストがたくさん表示されますよね。 もし、再生した曲が好みでなかった場合、横にある3つのドットをタップして、[この曲を非表示にする]をチェックすると、今後その曲が自動再生などに上がってこなくなります。 Spotifyのアルゴリズムには、この曲に興味がないということが記録され、関連したおすすめが表示されることは少なくなるようです。ただし、このアクションがアルゴリズムにどの程度の影響を与えるかは少し曖昧なようです。 この機能は、スマホやタブレットなどモバイルアプリでのみ使えます。非表示にできるのはそれぞれの曲ごとで、アルバムやアーティスト、プレイリストをまとめて非表示設定にすることはできません。
4. 好きもちゃんと伝えよう
ネガティブなこともときに伝えたほうがいい関係を築き合えますが、それ以上に「好き」という気持ちを伝えることは大切でしょう。 何度もヘビロテして聴き続けることが、何より熱心なリスナーであることを体現していますが、それ以外の方法でもファンであることを伝える術はありますよ。 個々の曲の横に、円の中に+が入ったようなアイコンが表示されています。「いいね!」をつける要領でこれをタップすると、その曲をお気に入りとしてチェックしておくことができます。 ちょっと紛らわしいのですが、アルバムやプレイリストの横にも同じような+のアイコンが表示されています。この場合は+をタップすると、お気に入りに入るのではなくSpotifyライブラリに追加されます。 ご存じのとおり、曲やアルバムを自分で選択してプレイリストを作成することも可能です。横にある3つのドットを長押し、または右クリックでセレクトできます。リコメンドに挙がってきた曲ばかりを聴くのではなく、プレイリストに自分で選んだ1、2曲を入れておくこともアルゴリズムもいい感じに育てる方法のひとつでしょう。
高橋真紀