夏休み前に確認すべき! 片付けのプロが実践している「園・学校のグッズの片づけ方」
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 これから順に本格的に夏に突入していきますね。もうしばらくしますと、幼稚園・保育園・学校では、全国的に夏休みが始まります。 夏しか使わないアイテムの収納方法は? 片づかない家を作るついやりがちなNG行動 子どもたちはすでにウキウキしているかもしれませんが、夏休みのタイミングで見直したいのが子どものモノの片づけについてです。 私は大人のための「家庭力アッププロジェクト(R)」のほか、園や学校が長期休みのタイミングで子どもたちのための片づけ講座も開催しています。 なぜ子ども向けの片づけ講座を開催するのかというと、今まで片づけられないという悩みをお持ちの方は、「小さな頃から片づけ方を知らなかった」「もっと早く片づけができていたら人生違っていた」という方が多いから。 夏休みはお子さんと一緒に子ども部屋を片づける絶好のチャンス!その前に、片づけのための準備を整えておきましょう。
持ち帰ってくるモノの収納スペースを確保する
園や学校の長期休みのときには、ずっと置きっぱなしにしていた文房具やグッズを大量に持ち帰ってきます。教科書やノートを置いておく、いわゆる「置き勉」OKの学校でも、夏休みには教科書などを全部持ち帰るところが多いようです。 ほかにも、音楽や家庭科で使う道具、1学期中に作った制作物、育てた植物など、意外と大きなモノも持ち帰ってくるかもしれません。それらを家のどこに収納するか決めて、あらかじめスペースを空けておきましょう。 事前にどんなモノをどれだけ持って帰ってくるのかわかっていればいいのですが、なかなかそこまでのお知らせはないところが多いかと思います。予想しているよりも、少し余裕を持って広めのスペースを空けるようにしておくと安心ですね。 また、夏休みの宿題は、子どもにとってのゴールデンゾーン(取り出しやすくて戻しやすい場所)に置くことが望ましいです。ただ収納するだけでなく、置き場所もお子さんと一緒に考えてみてくださいね。
夏休み中の生活をイメージして必要なモノと収納を考える
夏休みに入ると、今までの生活リズムがガラリと変わります。給食がなくなるのでお弁当を用意したり、学童などによって家を出る時間も変わったりすることもあるでしょう。 朝の準備から夜寝るまで、1日の家族の動きをシミュレーションしてみて、夏休みの期間中に必要なモノが取り出しやすい場所にあるか確認してみてください。例えば、朝のお弁当の準備のためにあちこちキッチンを移動するような動線の場合は、使うモノを1ヶ所にまとめてカゴなどに収納しておくとスムーズになります。お子さんが帰ってきたときも、明日の準備まで簡単にできるように必要なモノが配置されているでしょうか?学童のためのリュックやハンカチ・ティッシュの置き場所など、お子さんともシミュレーションしてみてくださいね。 長期休みにありがちなのが、ゲームやおもちゃの出しっぱなし問題。「夕飯の前に片づける」「寝るときにリビングから自分のモノを全部出す」など、お子さんとルールを決めて家族で共有するといいでしょう。ルールは紙に書いて見える場所に貼っておくなど、家族で確認するようにしてくださいね。もし守られていない場合は、やさしい声がけで促してあげましょう。 家をきれいにするためのルールは、パパやママも一緒に決めて守るようにすると、みんなでがんばっている雰囲気が盛り上がって楽しくできますよ。お子さんは親の行動をよく見ているので、ぜひお手本を見せてあげてください。