【40代、50代は血糖値に要注意②】40代、50代の不調の陰に血糖値トラブルあり!? 食べたものの〇〇量で血糖値がこんなに変わる!
グラフ[D]は、いつもの玄米ご飯をコンビニで手軽に買えるSOYJOY(ブルーベリー)に置き換えた日のものだ。 「僕もSOYJOYで血糖値実験をしたことがありますが、糖質量が少ないため血糖値はそんなに上がりませんでした。大豆タンパク質もとれるので、間食にも向いていると思います」 朝食の主食を1品替えただけで、ここまで血糖値の上がり方に差が出るとは思わなかった! 「食事で血糖値を上げるのは糖質なんです。それ以外の栄養素、例えばタンパク質や脂質は血糖値を上げません。主食はどうしても糖質量が多くなるので、影響が大きいんですよね。 Mさんの例だと、玄米の糖質(炊いた玄米100gで34.2g)は食パン(6枚切り1枚26.6g)やSOYJOY(ブルーベリー1本11.3g)よりも多いため、血糖値の上げ幅がその分大きくなりました。 健康診断で血糖値が高めと言われたり血糖値スパイクが心配になったら、まずは食べ物の糖質量を意識してみるとよいと思います。血糖コントロールの第一歩はそこからだと思いますよ」 ※血糖値の変動には個人差があり、モニターの結果はあくまで一例です。同じ食材をとっても人によって、また食べるタイミング等によって変化します。 ※食べものの糖質量は推定量です。
【教えてくれたのは】 山村 聡さん 糖尿病内科医。九州大学医学部卒業。東京ミッドタウンクリニックで診療するかたわら、糖尿病啓発・予防のため血糖値に関するSNS発信を行っている。豊富な診療経験をもとに、一人一人のライフスタイルに合わせた血糖値改善、ダイエットプログラムの開発にかかわるなど予防と医療の架け橋として活動中。自らの体を実験台にしてさまざまな食材の血糖値を測定するYouTubeチャンネル「やさしい内科医のY's TV」が人気。登録者数は7万人超。 画像制作、取材・原文/蓮見則子