マツダ、退職者の再雇用制度を本格導入 専用サイトで求人情報など発信
マツダは12月6日、同社の退職者を再雇用するアルムナイ採用を本格導入すると発表した。専用サイトも開設し、退職者に会社の現状を発信。社外でさまざまな経験を重ねた退職者が再入社しやすい環境を整備し、組織強化を図る。 【画像】マツダ、再入社の流れ 100年に一度の変革期を迎えている自動車業界。IT、MaaS、電動化など多様な知識や経験を持つ人材が必要となる中、マツダは「新たな領域で経験や知識を培った退職者は、これからの成長につながる貴重な人材である」とし、アルムナイ採用を本格導入するに至った。 専用サイトでは、年齢や退職後経過年数、退職前所属部門の制限はなく、希望する退職者であれば誰でも登録可能。会社情報や求人情報に加え、アルムナイ採用経験者のインタビュー記事、採用イベント開催情報などの掲載を予定している。同サイトの登録者には、専用コーディネーターがさまざまなサポートをする。また、再入社を希望する退職者は、求人情報をもとに応募できる。 自動車業界でもアムルナイ採用が広がっている。例えば、本田技研工業は10月31日、同社の退職者を対象とする専用サイトを開設した。同サイトでは、現役社員との接点を提供するイベント情報や、各種インタビュー記事などを発信している。退職者向けの新採用フローも導入した他、応募者の経験を生かした部署配属を行うため、再入社を希望する全員に対し、応募前マッチング面談を実施している。
ITmedia ビジネスオンライン