イチロー氏「データでがんじがらめにされて感性が消えていくのが現代の野球」母校・愛工大名電に電撃訪問で“イチ流”指導
イチローさんから贈る言葉「名電のプライドをもって」
約3時間行った練習ではデータに表せない“感性”の指導。練習後にイチローさんから熱い言葉が後輩たちに贈られた。 イチロー:今日は聞いたことない話ばっかりでしょ?データにないことばっかりだったでしょ?感性を大事にしてね。みんな能力高いんだから、あまり縛られないで。試合で強いチーム、いい投手がきたら甘い球こないよ。でもヒットにしないといけない。ヒットにできる技術の方が優先されるべきです。甘い球を強く打ち返すことばっかりやってたらゲームでは使えないからね、上にはいけないからね。なんとかバットに当てて、3塁ランナー返すとか、そういうことが必要になってくるからね。データを活用するのはいいんだけれど、そうじゃないところにも大事なところはある。 “イチ流”のアドバイスに真剣なまなざしで聞き入る球児たち。最後に自身の母校でもあり高校野球の名門校・愛工大名電の後輩に「名電のプライドをもって、しっかり胸に秘めてプレーしてください」とエールを送り、電撃訪問を終えた。