大谷翔平、驚異の“通過点” 英雄チュ・シンスが16年で積み上げた記録に到達王手で韓国報道過熱「アジアの主人公が代わる」
大谷翔平(ドジャース)が、“偉大な記録”まであと一歩と迫った。 現地時間9月8日に本拠地で行われたガーディアンズ戦に大谷は「1番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席にソロ本塁打を放ち、自身のシーズン最多本塁打記録に並ぶ46号を記録。これで「シーズン46本塁打・46盗塁」に到達。打点もキャリアハイの101とし、リーグトップに並んだ。 【動画】右翼ポール際へ豪快な一発!大谷翔平が46号本塁打を放つシーン 文字通り豪快な一発だった。大谷に打たれたガーディアンズのタナー・ビビーが、行方を見失い、マウンド上で苦笑いを浮かべるほどの打球は打球速度116.7マイル(約187.8キロ)で右翼ポール際のスタンドに着弾。球場を騒然とさせた。 これで前人未到の「50-50」の到達にも迫った大谷。同時に彼はアジア記録にも王手をかけている。現在、韓国プロ野球(KBO)のSSGランダースでプレーするチュ・シンスがレッズ、レンジャーズなど通算16年間で積み上げたアジア人選手の最多本塁打記録(218本)だ。 わずか7年で英雄の大記録を更新される――。この事実に韓国でも注目が高まっている。 韓国のニュースサイト『Star News』は「アジア人の主人公が代わる。チュ・シンスがもうMLBでホームランを追加できない状況で、大谷が猛烈に追撃」と銘打った記事を掲載。さらに韓国メディア『SPOTV』は大谷を「記録男」と評し、「前人未到の50-50の到達に迫る大谷は、チュ・シンスが16年のキャリアで生んだアジア人の本塁打記録も塗り替える見通しだ」と伝えた。 「もはや時間の問題である。チュ・シンスがレッズやレンジャーズなどで1652試合に出場して218本塁打を打ったのに対し、大谷は856試合で217本塁打という驚異的な速さで到達しようとしている」 現在42歳のチュ・シンスは2020年にMLBでのキャリアに幕を閉じ、翌年からは韓国プロ野球のSSGランダースに所属。今季限りでの現役引退を表明している。 現役生活の最後の局面で大谷に抜かれることになる。それでもかつて「大谷は才能に満ち溢れた選手だ。彼なら成功できる」と語ったチュ・シンスが放った218本は色褪せないはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]