観光に、出張に、仮住まいに…~安さが魅力の住まいのサブスク
秋田・五城目町にやってきたアドレスの拠点開発部長・後藤伸啓とその家族。夏休みも終わった9月の6日間、アドレスの施設に滞在する。ふだんは都内の小学校に通う3年生の長女・結仁ちゃんは、五城目小学校で4日間、授業を受けることにした。 利用したのは地域の教育留学制度。1日~2週間、全国の小中学生の受け入れを指定の学校で行っている。その間の出席日数は、もともといる学校の出席にカウントされる。 「違う暮らしを体験することで、多様な価値観を学ぶ機会になればいいと思います」(後藤) 結仁ちゃんは「番楽」という秋田の伝統芸能の体験や、名産品の枝豆の収穫など、この地域ならではの授業に夢中になっていた。 「秋田の教育の良さに触れてほしいという願いで始めています」(五城目小学校・島﨑徳之校長) 町内にアドレスの施設があるから気軽に滞在できる。 「『番楽』とかは東京になく、難しかったけど楽しかった」(結仁ちゃん) ※価格は放送時の金額です。 ~村上龍の編集後記~ 新卒で大阪から上京したとき、機械的な街だなという印象が。ただ会社の寮は楽しかったらしい。仲間とにぎやかにご飯を食べたり、銭湯に行ったりした体験が、シェアして暮らすサービスのベースにある。あるとき、職業も国籍もさまざまな人が暮らすシェアハウスに遊びに行った。みんな趣味などを活かしながらパーティーみたいに過ごしていた。当時住んでいた寮から恵比寿のシェアハウスに移動した。以来、多拠点生活を基本としている。中心には「家守・やもり」がいる。家、近隣に暮らし、地域との橋渡し役を担ってくれる。 <出演者略歴> 佐別當隆志(さべっとう・たかし)1977年、大阪府生まれ。1996年、立命館大学国際関係学部入学。2000年、ガイアックス入社、広報、事業開発を手掛ける。2018年、アドレスを創業。 ※「カンブリア宮殿」より