小池都知事が定例会見5月21日(全文2完)ワクチン接種が最大のコロナ対策
追加対策が発生したら財源をどう確保する?
毎日新聞:毎日新聞の斎川です。都の財政についてお伺いします。先日、補正予算案が発表されて、それによって財政調整基金の残高が200億円ちょっとになるということが発表されました。今後も積極的なコロナ対策を講じたりですとか、もし、あと宣言が延長された場合には協力金の支払いなどで財政調整基金が底を突く可能性も出てくるかと思うんですけれども、そうなった場合、特定目的基金を条例改正で付け替えて、財政調整基金に付け替えたりですとか、どのように財源を確保していくお考えかお聞かせください。 小池:今回も休業要請や、また、それに対しての協力金など、国からの支援も含めてでありますが、精いっぱいのコロナ対策および経済対策ということで補正予算も組んだところでございます。今ご質問にもありましたように、財調については令和3年度末で223億円という大変不如意な状況にはなっております。ただ、とはいえコロナ対策に必要な資金を今、必要なときに必要な支出を行っていくというのがまさに必要不可欠でございますので、このような対応を取ったわけであります。 いろんなご意見がございます。また、今、5月、今日は何日ですかね。21? で、来週、再来週、今度6月に入りますと、さまざまな、これまでの支出がどうであったか、これらを精査することによって財政についての数字などもはじき出されてくる。それらを勘案しながら、今後の方針っていいましょうか、今後必要になってくるかもしれない、それらの財源に充てていく必要があると思います。
コロナ対策でオリ・パラは3回できる
ちなみにオリンピック・パラリンピックの予算っていうのはだいたい、だいたいじゃないですね、1兆6500億という数字でございます。これまで27回、補正予算を組んできたんですね。そのたびにシステムが違ったり考え方が違ったりするので、協力金の支給など遅れがちであったことをおわびしたいと思います。もうできるだけ速いスピードで皆さま方に、安心っていうか、協力に対しての支給をしていきたいとは思いますけれども、いずれにしましてもこれまで27回、補正予算を打ってまいりました。それは総額にしますと4兆2000億円に当たります。先ほど1兆6500億という、オリンピック・パラリンピックの予算ということで申し上げましたけれども、もうすでにコロナ対策でオリ・パラは3回できるという、そういう計算にもなろうかと思います。しかし人の命、そして健康、そして必要な経済の対策ということで、これまでこれらの支出を行ってまいりました。 それだけに、この緊急事態宣言下にある今、そしてまた、さまざまなワクチン接種がさまざまな地域で行われ始めている。ぜひともこの緊急事態宣言下における皆さまのご協力も、将来の東京、そしてまた、皆さんの生活に本来使われるべきこの予算でありますけれども、有効な活用ができるようにやりくりをしながらも、ぜひともコロナ対策はさらにしっかりと行っていく。そのことによって安全・安心につながるし、今、貯蓄がすごく積み上がってるんですね。36兆円ぐらい積み上がってるんですね。逆に言えば、それはそのあとの購買意欲にもつながるという。この間、GDPでマイナス5.1の三番底みたいな数字が出ていましたけれども、逆に言えば、どうやってコロナをこのワクチンというゲームチェンジャーによって変えていくかっていうのは極めて、そのあとの都の経済、すなわち日本経済の影響につながっていくということでございますので、今は大変ご苦労をお掛けいたしておりますけれども、ぜひともこのコロナ対策は、しっかりと抑え込んでいく、今こそそのときだということを申し上げておきたいと思います。それでは、これで今日の。 記者:五輪中止は言わないんですか。 司会:本日の記者会見は終了いたしました。本日の記者会見、終了しております。ご協力ありがとうございました。本日の記者会見は終了しております。記者会見、終了しております。ご協力ありがとうございました。本日の記者会見、終了しております。 記者:都民ファじゃなくて五輪ファじゃないですか。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見5月21日