【NFL】RBピアースの今後について「われわれの仕事はロースターを改善し続けること」とテキサンズHCライアンズ
ヒューストン・テキサンズの急転直下を予想した者はほとんどいなかっただろう。ランニングバック(RB)のデイミオン・ピアースが大きな役割を果たさない中での低迷を予想した者は、はさらに少なかったはずだ。しかし、テキサンズのシーズンがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドでボルティモア・レイブンズに敗れて終了したとき、実際にピアースのテキサンズの攻撃陣での重要度は低くなっていた。
現地22日(月)、期待されていたピアースの将来が不確実なものになったことについて、テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズはほとんど明確なことを言わなかった。
ピアースの将来について聞かれたライアンズHCはチームを通じて「われわれは、すべての選手とチームのすべてのポジションがどうなるかを見るところだ。私とジェネラルマネジャー(GM)のニック・カセリオがロースターを見て、われわれがどこにあるのか見て、ロースターを改善する必要がある。われわれの仕事は、できる限りチームのロースターを改善し続けることだと思う」と答えた。
ピアースに関する具体的な発言は避けたが、ラッシングゲームは取り組むべき分野だと認めた。2023年シーズンのテキサンズのパス攻撃は獲得ヤード数7位、タッチダウン数12位だったが、ラッシングでは獲得ヤード数22位、タッチダウン数23位と出遅れていた。
ライアンズHCは「確かに、ランニングゲームの改善は重要だと思う」と話した。
ベテランのRBデビン・シングルテリーがキャリアハイのキャリー216回、898ヤードを記録しており、フリーエージェント(FA)で加入した選手がピアースの占めていたテキサンズRB1のポジションを奪った。ピアースはNFL2年目のシーズンをキャリー145回で416ヤード、キャリー当たり2.9ヤードと不本意な成績で終えている。ボビー・スロウィック攻撃コーディネーター(OC)のスキームに馴染めなかったのか、それとも他の難問があったのか、ピアースの貢献度は下がっていた。