セカンドキャリアは「自分で表現がしたい」 堀江翔太、ラストメッセージ(後編)
■No.2「仲間」10点/10点中
堀江さん 「50人も60人も同じ目標を目指す仲間ってなかなかできないんで、特に人の接し方っていうのはこういう仲間から学んだんです。そこもラグビーの魅力かなと思います。僕は海外行ったので海外の友達ができたりとか。絶対、ラグビーがないと出会えない人もいたりする」
■No.3「世界」6点/10点中
堀江さん 「世界からするとまだまだ(日本の)ラグビー(は)発展で。いろんな世界に行かしてもらって、いい思いをしましたけど、もっともっと頑張れるかな。代表選手たちは自分が代表の試合をどんどん勝っていって、強い代表作るかっていうとこ以外ないと思うので」 矢野アナ 「ラグビーって、あれだけ激しくて、毎日できるスポーツじゃないですよね。でももっと給料も欲しいでしょうし」 堀江さん 「本当に、スポンサーをどんどん集めてほしいですね。僕の発信から(笑)」
■No.4「プロフェッショナル」3点/10点中
堀江さん 「試合数が少ないという部分もありますけど、プロとしてあんだけ体張って、感動を与えるような試合前にするのやったらもう少し、ベーシックな給与を上げたらいいと思いますし、さっき言った『世界』につなげるためには、プロレフェリーほとんどいなくて。リーグワンって言ってても、レフリーだけはお金がすごく低いんですよね。それやったら、責任もないし。二足の草鞋なんで。そこに目を向けてほしいなって」
■No.5「フィジカル」10点/10点中
堀江さん 「フィジカルはもう、勝手に上がります。ラグビーっていろんな体型の人が、他のスポーツは結構同じような体型の人ですけど、ラグビー選手で自分の能力ポテンシャルって部分を生かせるような、スポーツだと思うので。その魅力も。自分の合ったフィジカルを発揮できる良いスポーツかな」 矢野アナ 「体の話という意味ではものすごい出会いがありましたね」 堀江さん 「そうっすね。あの時は佐藤(義人)さん、2015年に手術した後ですけど。知人を介して、初めは連絡して佐藤さんと会って、頑張ろうっていう」 矢野アナ 「堀江選手が途中で出会って気付いたのが、もっと実は力を発揮できる方法があるんだと」 堀江さん 「そうなんですよ。もっと賢くやって。皆60とかぐらいしか発揮できてないと思う。僕のやってきたトレーニングをやれば、全ての筋肉使って発揮できるメソッド・考え方なんで」 矢野アナ 「多分それの一環かもしれないけれども、サンダルで試合の前アップしてますよね。持ってきてもらいました」 堀江さん 「佐藤さんの、足の裏の使い方、足の考え方はこれ(サンダルに)すごく似てるんです」 矢野アナ 「それは足の指が動きやすいために?」 堀江さん 「使いやすいですね。地面つかめるようにしやすい構造になってるんですよね」 「しっかりと(足)指が使えるように。これで基本僕はトレーニングします」 矢野アナ 「佐藤義人さんに出会って、ほかにもいろいろと…」 堀江さん 「背中かな。背中を鍛えて使ってタックルすると、フィジカルスキルを、まあ5対5位として、メンタルとか3ぐらいでいいんですよ。結構力が前に相手に伝わるんで。だから余裕もってプレーしやすくなる」 矢野アナ 「例えばジャパンなんかは対世界だと、どうしても体小さい、パワーない、フィジカルを取るって言われるじゃないですか」 堀江さん 「余裕もってできるなと。監督のほかの部分に頭使いますから」 矢野アナ 「じゃあそっちのほうで埋められるっていうか、対抗できるってことですね」 堀江さん 「フィジカル来てもメンタルすり減らない。ここぞというタックルの時とかに、出せる」 矢野アナ 「それを例えばこの番組見てる小学生とか、意識したものすごいですね」 堀江さん 「僕は30歳(から)8年間かけてやってるんで。それを小学生・中学生の8年間やれば、20何歳の時には、僕の今の完成しきって、勉強しきってという とこまでいけると思うんですよ。大きなけがに泣くことはなくプレーできるし、自分の能力を最大限発揮できる。そういうのを広めていきたいですね」