相続したマンションの名義変更の手続きは? 必要書類から費用、かかる税金まで解説
5. マンションの名義変更でよくある質問
Q. 相続したマンションの名義変更は自分でできる? 相続登記は、時間がある方は調べながら用意していくことも可能です。 ただし、売却予定で買主が決まっていて、急いで相続登記しなければならない場合や相続人間の仲が良くなく書類の失敗によるやり直しがきかない場合などには、司法書士に依頼することをおすすめします。 Q. マンションの相続放棄はできる? 相続放棄すると、相続人ではなくなり、プラスの財産もマイナスの財産もすべて承継しないことになります。マンションだけを相続放棄することはできません。 マンションの権利を承継したくない場合には、そのマンションを他の相続人に譲り、その分を預貯金などの遺産で承継できるよう遺産分割協議で話し合いましょう。
6. まとめ|争いのない名義変更は司法書士に相談を
相続登記義務化が始まったことで、これからはマンションの名義変更も今まで以上に身近な存在になってきます。相続人間に争いのない相続登記手続きは、司法書士に依頼することにより、時間的な負担がなくスムーズに終わらせることができます。相続が発生したら、まずは司法書士に相談してみましょう。 (記事は2024年5月1日時点の情報に基づいています)
西風恒一(司法書士)プロフィール
1972年兵庫県出身。関西外国語大学卒業後、教育業界で10年間講師職・管理職を経験する。2004年より司法書士業界に入り、2007年司法書士資格を取得。以後、実務家としてさまざまな案件に関わりながら、法律専門記事のライターとしても豊富な実績を持つ。大阪司法書士会所属、会員番号第4722号。
西風恒一(司法書士)