【50歳からの断捨離®道 】片づけられない家の玄関によくあるものは「傘がぎゅうぎゅうにつまった傘立て」。玄関は人、モノ、気の出入り口。家の必須機能で、大事な場所です
断捨離®とは「断つ」「捨てる」「離れる」。ヨガの「断行」「捨行」「離行」の3つの頭文字を合わせたもの。単にモノを整理する、捨てるということではなく、モノと自分の関係を見つめ直し身の回りを片づけていく方法。自己探訪メソッド。50代の断捨離トレーナー佐藤ひとみさんに、断捨離の極意を教えてもらおう!
「こんにちは、佐藤ひとみです。今回のテーマは玄関。家の顔ともいえる玄関は、断捨離の観点からもとても大事な場所です。 なぜなら、出かけるときは『頑張ってね』『いってらっしゃい』と背中を押してもらい、帰宅したときは『お帰りなさい』『お疲れ様でした』と迎えてくれる『帰ってきてよかった』と思える場所。 そしてお客さまには『ようこそ』の場所です。 もしその玄関が靴やその他のモノでごった返し、美しさを失っているなら、家に到着したとき『帰ってきてよかった』と思えたり『ようこそ』と迎え入れられている感じはしないでしょう」
人・モノ・気の出入り口。それが玄関
「どんな素敵な空間も必ず出入口があり、玄関は家にとって人、モノ、気が出入りするなくてはならない場所、必須機能です。 例えるなら ・呼吸(吐いて、吸う) ・カラダ(食べて、排せつする) ・思考(インプット、アウトプット) と同じ動き、流れを機能させる場所なのです」
すっきり整った佐藤家の玄関。 「玄関の中と外の掃き掃除は毎日行っています。ウチはすみっこにすぐ蜘蛛に巣を張られてしまうので、毎朝、家族を見送ったあとはチェックしています」 他にも靴箱の上や外側も、毎日拭いているそう。
傘立てを見れば、その家の片づけへの意識の度合がわかる
「片づけられないと悩まれている方のお宅へ伺うと、玄関によくあるのが ・傘がぎゅうぎゅうに詰まった傘立て(傘がたくさん入っているだけではなく、錆びていたり、蜘蛛の糸が絡まっていることさえあります) ・枯れた花が入ったままの花瓶 ・埃の積もったドライフラワー ・季節を無視したたくさんの飾り物(飾りっぱなしで、たいてい埃が積もっています) です。 断捨離を提唱したやましたひでこがよく言うのですが『傘立てには、無意識、無自覚が詰まっている』。傘立て一つで、そのお宅の様子がわかってしまいます。 あなたの家の傘立ては、今、どんな状態でしょうか?」