深夜の側溝からかすかな子猫の鳴き声→雷が鳴り響く雨の中、生後間もない子猫3匹を家族で保護 “必死の救出劇”を聞いた
「私も出来る限りの事をしています。 生まれたての子猫の救出を、してくれそうな所を教えてください。まだ他の子猫が側溝に閉じこもっています。 瀕死の状態で溝の中にいました。雨も降って体温がかなり低い状態でしたが、今は2匹で重なり合って体温を維持しようとしています」 【写真】ミルクを飲み必死に生きようとする子猫 深夜、雷が鳴り響く雨の中、歩道の側溝の中から救出された子猫2匹。目も開いておらず、へその緒がついた状態で衰弱していました。まだあともう1匹、石の側溝に取り残されたまま…最後の1匹を救出するまで保護主さん(@miichannel2023)はX(旧Twitter)に子猫を助けるための情報を求め投稿し、注目を集めました。
重い鉄製のふたで閉じた側溝の中に赤ちゃん猫が…
それは、4月16日午後11時半頃の出来事。自宅の隣にある駐車場へ保護主さんの旦那さんが車の荷物を取りに行った時のことでした。道を歩いていると、歩道側から小さな鳴き声がかすかに聞こえてきたといいます。その鳴き声はすぐに止んで数分後また聞こえてきて。旦那さんは鳴き声の方へ恐る恐る近付いてみると、数匹の猫のような鳴き声が歩道の側溝の中から聞こえてくることに気付きました。しかし雨が降っており、真っ暗で何も見えない状態。一度帰宅した旦那さんは寝ていた奥さん(保護主さん)を叩き起こしました。 「側溝の中に、猫らしき生き物の声がする」 そう旦那さんから言われ、そのまま放っておいたら死んでしまうかもしれない…と思った保護主さんは猫の救出を試みるため、2人で鳴き声が聞こえた場所へ向かいました。 まず鳴き声を頼りに鉄製のふたで閉じた側溝の中を懐中電灯で照らすと、1匹の小さな赤ちゃん猫(以下、子猫)を発見。時間はすでに深夜12時をまわり近所の人に救護の協力を求めることは難しい。そこで保護主さんと旦那さんは、小中学生の息子さん2人を呼び4人で救出することになりました。 とはいえ雨で濡れ、泥だらけの側溝のふたはかなり重く、びくともしない状態でした。警察に救助をお願いしようと、近くの交番に行ってみたもののパトロール中で留守。交番に置いてあった電話から連絡してみましたが、誰も出ません。いったん現場に戻りました。