【悪い食べ合わせ4選】あなたもやってない?栄養吸収を阻害する組み合わせ
一緒に食べると胃腸が悲鳴を上げ、栄養吸収が阻害される“悪い食べ合わせ”。今回は栄養吸収を阻害する残念な食べ合わせをご紹介します。 〈画像で見る〉できれば避けたい【悪い食べ合わせ】をイッキ見
教えてくれたのは…吉谷佳代さん
管理栄養士/公認スポーツ栄養士 2001年徳島大学医学部栄養学科卒業後、食品メーカーへ入社。健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、管理栄養士、スポーツ栄養士として多くのアスリートへの栄養指導、食育イベントに携わる。
カルシウム不足に!?【ほうれん草×乳製品】
洋食では、ほうれん草に生クリームやチーズを合わせるメニューがたくさんありますが、実はカルシウム不足を招く可能性がある食べ合わせです。ほうれん草に含まれるシュウ酸と乳製品に含まれるカルシウムがくっつきやすいという特徴があります。シュウ酸は腸で吸収されず排出されるため、カルシウムも一緒に出てしまうのです。
添加物に要注意!【辛いインスタントラーメン×チーズ】
昨今の韓国ブームもあり、人気の辛いインスタントラーメンに追いチーズをするのが流行っているそうですが、これもカルシウム不足になりえる要注意の食べ合わせです。加工食品に含まれるリンと、乳製品に含まれるカルシウムがくっついて、カルシウムが吸収されずに排出されてしまうためです。 一例としてインスタントラーメンとチーズをあげましたが、リンは添加物に含まれていることが多いため、添加物を含むスナック菓子や冷凍食品、ソーセージやベーコンなどの加工食品はすべて該当します。加工食品×乳製品は、どれもカルシウムの吸収が阻害されてしまいます。
調理法が大事!【大根×人参】
人参に含まれているアスコルビナーゼという酵素が大根に豊富に含まれているビタミンCをこわしてしまいます。対策としては、アスコルビナーゼが失活する熱調理や酢を使った調理を選ぶこと。おせちの大定番、なますは、酢であえているので問題ありません。 取材・文/金子優子 Edited by 宮ノ原 幸佑
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