小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末
「話せば話すほどボロが出とるな……」 27日投開票の総裁選に9人の候補者が乱立した自民党内で、こんな声が漏れているという。国民人気が高く、次期衆院選の新たな「顔」として党内でも期待が高い小泉進次郎元環境相(43)に対してだ。 【写真】麻生太郎キングメーカー残留狙いで「石破茂に乗る日」…次の総理総裁が「進次郎なら亡命」 大手PR会社の仕切りで行われた出馬会見こそ、準備されたペーパーに沿って順調な滑り出しを見せていた小泉氏。だが、その後の公開討論会などでは振るわない。 「聖域なき規制改革」の目玉として企業が余剰人員を削減しやくする「解雇規制の緩和」を掲げたものの、直後から「首切りし放題になる」「雇用現場の実態をまるで分かっていない愚策」といった批判が全国で続出。14日の日本記者クラブ主催の公開討論会でも他候補から異論が相次ぎ、小泉氏が「緩和ではなく見直しだ」と言い直す場面もあった。 党青年・女性両局が16日に金沢市で主催した討論会では、党学生部に所属する男性が、大学生の奨学金返済をめぐる問題を質問。「40歳まで返済が続く中で結婚や子育てができるのか不安な声が上がっている」などと不安を口にすると、小泉氏は「大学に行くのがすべてではない」などと一刀両断。SNS上では《あんたは知らないんだよ。苦学生の気持ちが》《全くピント外れの答えだな》と批判的な投稿が飛び交った。 ■「一気に国民投票」「ファストパス」を一般社会では独裁政治という 小泉氏はまた、同日夜のネット番組で「首相特権で一つ政策を実現するとしたら」と問われると、憲法改正に触れつつ「一気に国民投票までやりたい」と明言。「憲法改正の国民投票もパッケージにした小泉改革関連法案を提出したい」「(国会での)3分の2(の賛成など)、いろんなことを越える『ファストパス』みたいなものがあればぜひやりたい」と言い放った。 この発言に対しても批判と驚きの声がネット上で交錯。 《ファストパス?つまり、国会審議はなしってことか?それを一般社会では独裁政治というのだが》 《国民主権とか三権分立とか、小学生レベルの知識ぐらいはあると思っていたが。ファストパスで決めるなら、そうやって決めること自体の是非を問う国民投票が必要だな》 《生まれた時から並ばず、真っ先に先頭で入場してきた人生なのだろう。まずは自分で稼いだお金でチケットを買い、何時間も並んでやっとアトラクションを楽しむことができる庶民の生活を体験した方がいい》 単なる思い付きでポンポンと発言しているのか、それとも圧倒的な知識不足か。発言するたび、フルボッコ状態だ。 総裁候補として有力視されている小泉氏だが、発言内容を聞く限り、頭で描いている将来の日本社会のイメージは「小泉王朝」なのかもしれない。 ◇ ◇ ◇ メディアの世論調査でも人気を誇る小泉氏。関連記事【もっと読む】では<島根・丸山知事が小泉進次郎氏の「解雇規制緩和」に異論、“親子2代で雇用を非正規化”のド正論を裏付ける数字>【さらに読む】では<小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?>などを取り上げている。