3人に1人が“認知症”危機?――増える「前段階」とは 40代から対策を…麻雀、食事の“変化”にも効果【#みんなのギモン】
■ゲームでも認知機能が改善か…ナゼ
小野解説委員 「それだけではありません。麻雀や囲碁といったゲームにも、認知機能を改善する効果が期待できるといいます。前段階の人を対象にした研究では、麻雀を週に2回、1回1時間、約3か月行うことで、認知機能や短期記憶の維持に効果が認められたとの報告もあります」 「こうしたゲームでは相手がどんな手を仕掛けてくるか想像して考えます。先を読み、手先の細かな運動が求められるため、脳機能が活性化される可能性があるということです」 桐谷キャスター 「私はテレビゲームはよくやるんですけど、麻雀や囲碁はやっていないので、予防になるなら始めてもいいのかなと思いました」 忽滑谷アナウンサー 「私は50代の母とも遊びでよく麻雀をします。こんな効果があるんだったら趣味として続けていきたいなと思いました。他にも何か日常で気を付けられることはありますか?」
■高齢で運動習慣のない人のリスクは
小野解説委員 「スポーツとまでいかなくとも、体を動かすことです。簡単にできる運動でも認知症の予防に効果があるとされています。高齢者で運動習慣のない人は、ある人に比べて認知症になるリスクが1.82倍だと報告されています」 鈴江アナウンサー 「運動習慣はどのぐらいのレベルだったらいいんですかね?」 小野解説委員 「軽くてもいいんですが、定期的な運動を続けていくことが大事です。理想は1時間以上の運動を週3回以上ですが、散歩程度の運動でも週3回以上続けていれば、何もしない人に比べると約33%認知症になりにくい、ということが分かっています」
■ちょっとの頑張りで効果アップ
小野解説委員 「ただ、効果が大きくなると期待できるのは、軽い散歩よりも速めのウオーキングやサイクリング、ダンスといった中強度以上の運動で頑張ってみると、認知機能の改善が期待できます。無理のない範囲で、自分に合った運動を見つけられるといいですね」 森アナウンサー 「週3回ですよ?」 鈴江アナウンサー 「ちょっと負荷を、自分なりにかけてみようと思います…」