3人に1人が“認知症”危機?――増える「前段階」とは 40代から対策を…麻雀、食事の“変化”にも効果【#みんなのギモン】
■認知症と「食事」の深い関係とは?
森アナウンサー 「健康は運動と食事、と言うじゃないですか。食事は関係ありますか?」 小野解説委員 「あります。食事と認知症の関係は深いです。脳の機能維持に栄養は必須です。栄養素のことが話題になりますが、注目したいのは、本人がおいしく食事を楽しめるような変化をつけること。これによって、進行を遅らせることができるといいます」 「認知症の進行を遅らせる食べ物は今のところ科学的に証明されたものはありませんが、変化に富む食事を楽しむことは、認知症の予防として有効だと、『あたまとからだを元気にするMCIハンドブック』で紹介されています」 「例えば旬の食材を取り入れたり、彩りを豊かにしたり。温かいものを食べたら冷たいものを食べる、和食を食べたら洋食や中華を食べるといった、変化を楽しむことがいいそうです」
■仕事を辞める年齢と認知症のリスク
小野解説委員 「仕事もあります。仕事を辞める年齢が1歳高くなるごとに、認知症のリスクが3%低下することが分かっています」 「たとえ仕事を辞めたとしても、自分がやりたい、楽しめる活動やスポーツをする。家にいるなら頭を使う読書やパズル、ゲームなど生きがいに取組むことが、認知症予防のカギになると言えそうです」 鈴江アナウンサー 「早めの対策が功を奏しそうですよね」 小野解説委員 「『厚生労働省 MCI』で検索すると、たくさんの認知症予防対策を紹介したパンフレットがあります。自分に合った、続けられる対策をやってみてください」 (2024年5月9日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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