大谷翔平、4年連続のMVP最終候補入り…22日発表、受賞なら史上初のDHでのMVP、両リーグ達成は58年ぶり2人目快挙
全米野球記者協会(BBWAA)の会員が選出する今季の各賞の最終候補3人が11日発表され、前人未到の「50ー50(54本塁打、59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平選手(30)がナ・リーグ最優秀選手(MVP)で候補入りした。最終候補入りは4年連続。MVPは今月21日(日本時間22日)に発表される。今季15勝をマークしたカブスの今永昇太は、ナ・リーグ新人王の最終3候補に入らなかった。 ◆大谷翔平の妻・真美子さん、デコピンを抱きながらガッツポーズ【写真】 大谷が受賞すれば、2年連続3度目で、1966年オリオールズのフランク・ロビンソン以来(1961年レッズ)、58年ぶり史上2人目のア・ナ両リーグでのMVPとなる。2年連続の両リーグ、指名打者での受賞はいずれも史上初の偉業だ。自身3度目の満票MVPにも注目が集まる。 受賞が確実視される大谷は今季、昨オフの右肘手術の影響で打者に専念して159試合に出場し、54本塁打、130打点をマークし、主要部門の2冠を獲得。エンゼルスで初の本塁王に輝いた昨季に続き2年連続キングとなった。両リーグでの2年連続本塁打王は史上初で、打点王は日本選手で初めてだった。打率3割1分は首位打者のアラエス(パドレス)に4厘差、59盗塁は1位のデラクルス(レッズ)に8個差でいずれもリーグ2位。その他、OPS1.036、出塁率3割9分、長打率.646、134得点とリーグ1位に輝いた。 ナ・リーグMVP最終候補の他の2人はリンドア(メッツ)とマルテ(ダイヤモンドバックス)。遊撃手のリンドアは攻守でチームの要として152試合に出場し、打率2割7分3厘、33本塁打、91打点をマーク。マルテは主に二塁を守り、136試合に出場し、打率2割9分2厘、36本塁打、95打点だった。
中日スポーツ