大阪ブルテオンが連勝で首位。ジェイテクトSTINGS愛知は2位に後退。SVリーグ 男子第10節
天皇杯のため2週間の中断を経て再開した「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」の男子は、年の瀬に第10節の5カードが開催され、大阪ブルテオンと東京グレートベアーズの2チームのみが連勝を飾った。
この結果、大阪Bは首位の座を奪還。ホームで手痛い1敗を喫したジェイテクトSTINGS愛知はゲーム差なしの2位で新年を迎えることとなった。
天皇杯で惜しくも準優勝に終わった大阪Bは、本拠地パナソニックアリーナで、最下位のヴォレアス北海道と対戦。27日に行われたGAME1は、西田有志、ジェスキー トーマス、ロペス ミゲルが攻守に躍動した大阪Bがストレート勝利を収めた。
翌日のGAME2では、ティモ タンメマーのブロックや張育陞のスパイクで主導権を握ったヴォレアスが第1セットを先取し、アップセットの気配を感じさせるも、第2セット以降は大阪Bが試合を支配する展開となり、セットカウント3-1でホームチームが勝利。大阪Bは首位に浮上し、2024年を締め括った。
一方、首位で第10節を迎えたSTINGS愛知は、こちらもホーム開催となる岡崎中央総合公園 武道館で、x広島サンダースと対戦。28日のGAME1では、STINGS愛知が第1セットを落としながらも、その後は首位の貫禄を見せ、この試合38得点の宮浦健人を中心としたアグレッシブなプレーで広島THを圧倒しセットカウント3-1で勝利した。
しかし、翌日のGAME2では、持ち前の粘り強いディフェンスと強力なサーブで試合を組み立てた広島THが、最初の2セットを連取し、試合の主導権を握る。ホームの大声援を受けるSTINGS愛知は、流れを変えるべく、第3セットからリカルド ルカレッリを投入すると、これが奏功し、2セットを連取して勝負を第5セットに持ち込む。
だが、勢いに乗るホームチームが有利かと見られた第5セットは、この試合49得点でチームを牽引した広島THのモレイラ ロケ フェリペが立ちはだかる形となり、アウェイチームが15-11で奪取。広島THが強敵から価値ある1勝を挙げた。