超ギリギリ…? U-23日本代表、パリ五輪メンバー当落線上の選手(6)OA採用なら落選? 五輪出場の立役者も危うい
今月開幕するパリ五輪(パリオリンピック)に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーが3日に発表される。18人という狭き門をくぐり抜ける難易度は決して低くなく、当然ながら選出ぎりぎりのラインにいる選手も多い。今回は、最終メンバーの当落線上にいる主な選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:木村誠二(きむら・せいじ) 生年月日:2001年8月24日 所属クラブ:サガン鳥栖 2024リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト パリ五輪出場権獲得の立役者の一人が、涙を飲むことになるかもしれない。 木村誠二は、U-23アジアカップで4大会ぶり2回目の優勝を飾ったU-23日本代表を最終ラインから支え続けた。グループステージ第1節のU-23中国代表戦はベンチスタートだったものの、DF西尾隆矢(セレッソ大阪)がレッドカードで退場したこともあって最終ラインに収まると、以降は獅子奮迅の活躍を披露。すでにグループステージ突破が決まっていた第3節のU-23韓国代表戦を除く4試合に先発して守備の要となっただけでなく、CKから高い打点のヘディングで2ゴールをマークした。 頼もしさを増した木村だが、パリ五輪行きを狙ううえでカギを握るのがオーバーエイジ(OA)の存在か。今夏の移籍状況にもよるが、大岩監督がDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)を呼び寄せる可能性がある。CBはそもそも高井幸大と西尾の序列が高く、そこに町田が最終メンバー入りすることになれば、同ポジションの木村が落選の憂き目に遭うことになりそうだ。 “負ければ終わり”の準々決勝・U-23カタール代表戦で貴重な同点弾を叩き込んだように、U-23アジアカップの木村がチームを後方から鼓舞できるCBだったことは間違いない。しかし、大岩監督が最終ラインに経験値と安定感を求めるのであれば、7月3日に発表される最終メンバーに木村の名前はないかもしれない。
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