軽量で高レベルな防水透湿性を持つ「コロンビア」の次世代レインウエアの着心地とは?
パッカブルなのでバッグに入れて携行すれば、激しい風雨になっても心強い
「実際にこれを着て昨年と一昨年、ハセツネ(長谷川恒男CUP日本山岳耐久レース)に出場したのですが、あいにくといいますか両年とも雨が降りまして、製品の実力を体感するにはいい体験でした。10月中旬、奥多摩の山中を走って24時間以内にゴールする71.5kmの山岳レースで、昼すぎにスタートして私の場合だと日没後も夜通し走るわけです。 夜の奥多摩は非常に寒くて、後からネットで調べると最低気温6℃ぐらいだったらしいです。それに加えて雨ですからぬれながら十数時間も走ると低体温症のリスクが大きい。走るので厚着もできず、私はTシャツとアームカバーの上に『アウトドライ・エクストリーム ワイルドウッドシェル』を着て完走しました。 透湿性も優れているため汗の上記がウエアの外に抜け、裏地の肌ざわりの良さがキープされます。常にドライで重くなることもなく、低体温症にもならず着実にゴールできました。ウエアが持っている性能のありがたみを強く感じた次第です」 それだけの性能を備えていれば、街で暴風雨にさらされたり、湿度の高い長雨の日に屋外で過ごすことになっても一枚羽織ると心強い。ポケット部分に本体を収納できるパッカブル仕様でコンパクトにまとまるので、バッグに入れて持ち運ぶのにも適している。
通常のレインウエアは防水性を高めるために裏地の側で縫い目にテープ加工してあるものだが、一見してわかるように「アウトドライ・エクストリーム ワイルドウッドシェル」の縫い目は製品の表側にシームテープ(止水テープ)を施してある。 「通常は表地が撥水層なので、そこにシームテープ加工はぜず、最も肌面に近いメンブレンの内側(裏地の側)でシームテープ加工しますが、『アウトドライ』は表地が防水透湿層だから表面にシームテープ加工したほうが合理的なんです。表面に浸水しない長所がさらに強化されます。 『コロンビア』には『Visible Technology』という哲学があり、技術を目に見える形にすることで信頼感・安心感を高める文化があります。表面にシームテープ加工してあるのは第一にそれが合理的だからですがが、第二に『アウトドライ』の最大の長所である表面での防水技術を、目に見える形にする意図もあります」