歌麿や写楽を世に送り出した“名プロデューサー”…大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎ってどんな男?
「きちんと史実を学んだ上で臨みたい」
橋本 いえ、私はきちんと史実を学んだ上で臨みたいと思っています。たとえフィクションであっても、実際にこの世界を生きていた人を演じる重みというのがあるんです。ご本人に最大限の敬意を払いたいし、そのためにはできる限り勉強をしておきたいなって。 鈴木 いまのお話を聞いて、橋本さんの演技を観るのが心底楽しみになってきました。 橋本 「てい」という名前や、本屋の娘であることが創作であっても、その中でいかに最大限の敬意と責任を持って演じるか、自分なりに考えていきたいと思います。 鈴木 今後、蔦重の奥さんといえば、誰もが橋本さんの顔を思い浮かべるようになるでしょうね。 橋本 うわー、責任重大だ。頑張ります。 ◆このコラムは、政治、経済からスポーツや芸能まで、世の中の事象を幅広く網羅した『 文藝春秋オピニオン 2025年の論点100 』に掲載されています。
橋本 愛,鈴木 俊幸/ノンフィクション出版