D2C苦境の時代 ラボグロウンジュエリーの ドーシー の成長を支える「収益性重視」と「独自の製品戦略」
ドーシーの今後の拡大計画
競争に勝ち残るため、ドーシーはファッション性の高いジュエリーの品揃えを拡大する計画だ。 同ブランドはラボグロウンダイヤモンドを使用した初の14Kファインジュエリーを昨年夏に発表した。これはサファイアよりもはるかに価格が高い。この商品の品揃えはまだ新しいが、ストラチャン氏はラボグロウンダイヤモンドへの関心の高まりが成長を促進させるだろうと予想している。目標はドーシーのラボグロウンサファイアの人気にあやかり、最終的に売上の50%をラボグロウンダイヤモンドにすることだ。 また昨年、ドーシーはリヴィエールのカスタムネックレスとブレスレットラインをデビューさせ、さらにはリングカテゴリーにも参入した。今年は価格設定も多様化するという。「私たちはカスタムストーンカッティングを行っており、近々さまざまな価格帯のリヴィエールのネックレスやブレスレットを作ることができるようになるだろう」。 総じて、収益性を維持することは考え方を変えることだとストラチャン氏は話す。「収益が上がるまでは、きれいなオフィスもコンブチャのドリンクサーバーも持てない。それは私たちが立ち返りつつある、だいぶ昔ながらのビジネスの原則だ」。 [原文:How DTC jewelry brand Dorsey is growing profitably] Gabriela Barkho(翻訳:Maya Kishida、編集:都築成果) Image courtesy of Dorsey
編集部