イチジクのおすすめ品種6選!育てやすい、収穫しやすい種類を紹介
イチジクの大きな魅力は、植えつけから収穫までの期間が野菜のように短いこと。「鉢植えの場合、春に植えつけをすれば、最短でその年の秋に収穫することも可能です」と、各地でイチジク生産者へのアドバイスを行う大森直樹さん。家庭栽培でおすすめの品種を教えていただきました。『趣味の園芸』2024年11月号より、一部を抜粋してお届け。 みんなのイチジク栽培の写真
ゼブラ・スイート 収穫時期は8月下旬~。その模様から観賞用と思われがちだが、完熟の甘さはトップクラス。果実は40~50g。
セレスト 収穫時期は8月上旬~9月中旬。果実は15~25gと小さめ。濃厚な甘さで丸ごと冷凍しても美味。
ドーフィン 収穫時期は夏果7月上旬~中旬、秋果8月中旬~10月下旬。定番だが、じつはドライが美味。夏果150g、秋果70~120g。
カドタ 収穫時期は夏果7月中旬、秋果8月中旬~10月下旬。ジューシーで完熟前も皮ごと食べられる。夏果60g、秋果30~60g。
ホワイト・ゼノア 収穫時期は夏果7月上旬~、秋果8月中旬~。寒さに強い。甘く、香りもよい。夏果80g、秋果60g。
イチジクには夏果と秋果がある
イチジクには夏にとれる「夏果」と、秋にとれる「秋果」があります。品種によって、夏果専用、秋果専用、夏秋兼用(2回とれる)があるので、苗木を買うときにチェックを。 11月号ではイチジクの基本の栽培方法から、もっとおいしく育てるプロの技まで、詳しくお伝えします。 《教えてくれた人》 大森直樹(おおもり・なおき) 果樹研究家 岡山県を拠点に、全国へ赴き果樹の生産指導を行う。著書に『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 イチジク』(NHK出版)ほか。 ●『趣味の園芸』2024年11月号 「プロの技で極上果実! イチジクの新常識」より