香取慎吾の芝居には“吸引力”がある 『ほん怖』主演作は“ドラマとしての面白さ”に期待!
日本中から寄せられた心霊現象や不思議な体験を忠実に再現するオムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)。 夏の風物詩として愛されている本シリーズは2024年で25周年を迎え、『土曜プレミアム』(フジテレビ系)枠で8月17日21時より『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』が放送される。さらに、稲垣吾郎の“ほん怖クラブ”リーダー就任20周年というダブルメモリアルイヤーを飾る記念すべき今作に香取慎吾の出演が決定した。香取はエピソードの1つ、『視える!?』で『ほん怖』初出演&主演を飾る。 【写真】“ほん怖クラブ”リーダー就任20周年を迎える稲垣吾郎 香取と稲垣は、草彅剛を含めた3人で2017年より「新しい地図」として活動を開始。音楽活動はもちろんのこと、彼らは全員巧みな演技者であり、日本の映像界に多大な貢献を果たしている。香取も『沙粧妙子-最後の事件-』(フジテレビ系)で猟奇殺人鬼を怪演し、第33回ギャラクシー賞奨励賞を受賞。平成の大ヒット作『未成年』(TBS系)では、知的障害を持つ少年・デクを演じ第7回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど、10代の頃から役者として爪痕を残してきた。 一方、『サタ☆スマ』(フジテレビ系)から生まれた“慎吾ママ”を筆頭に、バラエティやコント番組では架空のキャラクターになりきり、抜群のコメディセンスを発揮する。そんな香取は多くの監督や脚本家に愛されており、特に三谷幸喜とは何度もタッグを組んできた。最初の作品は大河ドラマ『新選組!』(NHK総合)。同作は主人公の近藤勇とその仲間たちが繰り広げる青春群像劇で、新撰組につきまとう陰惨なイメージを払拭させた作品として知られている。近藤勇も当初は弾ける笑顔が印象的な若者で世間的なイメージとは異なっていたが、香取は様々な試練を経て凄みのある新選組の局長となっていく近藤の変化を見事に体現し、最終的には「近藤勇といえば、香取慎吾」と多くの人に言わしめた。 その後、三谷作品には映画『THE 有頂天ホテル』や『ギャラクシー街道』などに出演。2020年には香取演じる何をやっても失敗ばかりの主人公・舎人真一と、その隣人をはじめとする個性豊かな登場人物たちが巻き起こす騒動を描いたAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』で再びタッグを組んだ。同作は日本ではまだあまり浸透していないシットコム(シチュエーション・コメディ)であり、コロナ禍で自宅待機を余儀なくされている人々に新しいエンタメ体験を届けた。