広島・栗林と同期入社、トヨタ4番主将の逢沢峻介が優勝導く3ラン「出来過ぎ」【社会人野球日本選手権】
◇9日 社会人野球日本選手権大会決勝 トヨタ自動車3―0ホンダ(京セラドーム大阪) トヨタ自動車は1回の一振りで早々と優勝ムードをつくった。1死一、二塁の好機に4番・逢沢峻介外野手(28)が「真っすぐ一本」と狙った速球を捉え、右翼席へ先制3ラン。1ボールから第1スイングで狙い球を仕留め「出来過ぎですけど、いい結果が出てよかった」と大仕事をやってのけた。 岡山・関西高―明大と進み、強打者としてプロからも注目されてきた。同期入社には広島のクローザーとなった栗林もおり、常にアマ球界のトップレベルでプレーしてきた。入社6年目のこの秋から主将を任され「チームが沈んだときに活気を出せる言動を心掛けてきた」という。 グラウンドに出れば大黒柱の4番打者。「言葉以上に4番としてどうやってみせていくかということだけは意識した」。大一番でチームを勇気づける一振りを見せた。
中日スポーツ