コシのあるうどんを茹でるにはアレを入れる! お肉柔らか「冷しゃぶうどん」レシピ
暑い夏はじっとしているだけでも汗ばんできて、火を使うキッチンでの調理はひと苦労ですよね。だからできるだけ調理時間を短くできて、さっぱりと食べられるメニューを求めてしまいがち。そこで、多くのご家庭で出番が多くなるのが冷たい麺類。そうめん、うどん、ひやむぎ、そば……さまざまありますが、今回は冷たいうどんのおすすめレシピをご紹介します。 【連続写真で見る】麺のコシを強くする“あるもの”とは? 絶品冷やしうどんの作り方 うどんを茹でる工程は簡単ではありますが、べちゃっとした食感になったり、時間が経つと伸びてしまったり、なんだかイマイチな仕上がりになってしまったことはありませんか? せっかく食べるなら、より美味しく食べたいですよね。そこで今回は、時間が経っても伸びにくく、コシのあるうどんの茹で方についても詳しくお伝えします。 アスリート栄養食インストラクターの資格を持ち、簡単で栄養満点なおうちごはんをInstagram(@chan.chan_chii)やブログで紹介している、おうち料理研究家・料理ブロガーちゃんちーさんに教えていただきました。
麺類のコシを強くする「あるもの」とは
暑くなってくると食べたくなるのが、つるんと喉越しのいい冷たい麺類。暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちてくるので、冷たくてツルッと食べられる麺類は、夏場でも食べやすいメニューのひとつですよね。 我が家では普段の食事だけでなく、子どもたちがやっているラグビーの遠征試合などのお弁当にうどんやそうめんでお弁当を作ることも多いです。 作るのにもそんなに時間がかからないですし、これからの季節、食卓に並ぶことも増えてくると思いますが、そんなうどんやそうめん、ひやむぎ、きしめんなどの塩が入っている麺類を茹でるときに「あるもの」を入れるとコシが強くなるのをご存知ですか? 今回は時間が経っても麺類のコシを失わず、おいしく茹でるポイントと、冷しゃぶうどんのおすすめレシピをご紹介したいと思います。 うどんやそうめんなど、茹でてすぐ食べる場合はいいですが、時間が経つと伸びてしまったり、食感が悪くなってしまうことがあると思います。そんなときに、加えるとコシが強くなる(煮崩れない)「あるもの」というのは、「酸性」のもの。すなわち、梅、レモン、酢などの酸味を感じるものです。 酸性の効果でお湯が弱酸性になることで、うどんやそうめんに含まれるデンプンが流出しにくくなります。よって、煮崩れせずに茹で上げることができ、コシのある麺に仕上がるのです。つまり、コシの強いうどんやそうめんを作るためには、デンプンの流出を防ぐことがポイント。そのために、梅やレモンなどを加えて茹でるお湯を弱酸性にします。 先日も、子どもたちのお弁当に入れるうどんを茹でる際、梅干しを入れてみました。茹で方はいつものように沸騰したお湯に冷凍うどん(または乾麺)と梅干しを入れます。麺がほぐれたらザルにあげ、水で洗って冷水で締めます。冷水で締めたら、しっかりと水気を切ることも忘れずに。 麺類は水分を吸って伸びてしまうので、必ず水気はしっかりと切ってください。お弁当を詰める際、麺の隣に水分を含んだおかずを詰めないこともポイントです。これだけで、ブヨブヨ感のないコシの残ったうどんを食べることができます。 このうどんの茹で方をふまえて、今回ご紹介する「冷しゃぶうどん」もぜひ作ってみてくださいね。 冷しゃぶのお肉は豚肉を使います。なんともわがままですが(笑)うどんはコシが欲しいけど、お肉は柔らかく食べたいですよね。その調理法は、片栗粉を使って茹でるなど何通りかあるのですが、今回は一番簡単な方法をご紹介したいと思います。