全国初 悪質カスハラは氏名公表 三重県桑名市が条例制定へ
カスハラ条例が桑名市議会で可決(三重テレビ放送)
客による迷惑行為や悪質なクレームなどのカスタマーハラスメントを防止する条例案が25日、桑名市議会で可決されました。 氏名公表などの制裁措置が盛り込まれたカスハラ防止条例の制定は、全国初です。 条例案では、暴言や迷惑行為などのカスタマーハラスメント、いわゆるカスハラ行為があった場合には、対象者に対して聞き取り調査などを行った上で警告を行うとしています。 それでも改善が見られなかった場合には、氏名を公表するなどの制裁措置が盛り込まれています。 三重県桑名市によりますと、氏名の公表はおおむね1カ月とし、同姓同名による間違いがないよう個人が特定できる一定の情報も公表するということです。 この日開かれた桑名市議会の本会議では、賛成と反対のそれぞれの立場から討論が行われた後に採決が行われ、賛成多数で可決されました。 伊藤市長は「実効性のある条例をつくりたいという思いで上程した。氏名公表については規則を制定する際、理解してもらえるよう丁寧に説明をしていきたい」と話していました。 条例は来年4月に施行され、それまでに具体的なガイドラインや規則が制定されることになっています。