【ホープフルS・厩舎直送】ジョバンニは在厩調整で気配上々 「自在性があるので中山コースでは強み」
[GⅠホープフルステークス=2024年12月28日(土曜)2歳、中山競馬場・芝内2000メートル] 7月の小倉新馬戦を快勝し、野路菊S→京都2歳Sではエリキング相手に2着が続いたジョバンニ(牡・杉山晴)。惜敗続きにピリオドを打つべく、ホープフルSでタイトル奪取に燃えている。 「前走後からは在厩で調整しています。厩舎で休ませてから乗り出して、先週(18日)はウッドで併せ馬で追い切りました。体の使い方が良かったですし、いいフットワークで順調にきているな、という感覚です」 大久保助手が中間の充実ぶりに目を細める。レース後はすぐ放牧に出すパターンが多い杉山晴厩舎。今回、在厩調整でレースに臨むその意図とは? 「中4週になるので一回(放牧に)出すよりも、線の細い馬ですし、もう少しふっくらとさせたいね、ということで在厩調整を選びました。数字自体は変わりませんが、見た目のメリハリはついてきて、いい感じになっているなと感じますよ」 胴長でスラッとした体形からは、さらなる距離延長にも十分、対応できそうな気配が漂う。 「徐々に体の使い方が良くなっていますし、自在性があるので中山コースでは強みになりますね」と笑みを浮かべた同助手。来年のクラシックロードを目指し、まずは暮れの中山でタイトルをつかむ。
東スポ競馬編集部