電源ナシで設置できるソーラーパネル付き防犯カメラはアリ!? 設置して試してみた
ソーラーパネルで防犯カメラの消費電力をカバー可能
ちょっとここで改めてTP-Link「Tapo C425 KIT」をご紹介。防犯カメラに純正のソーラーパネルが同梱されていて、ソーラーパネルは別体式。しかしそこは純正品セット。カメラ部とソーラーパネル用をまとめて固定できる専用の台座が同梱されています。 ということで、まずは説明書に従い、設置前に10000mAhの内蔵バッテリーを家庭用コンセントで充電します。充電しながらセットアップもできるので、あらかじめ屋内でWi-Fi接続とスマホ・タブレット向けの“Tapo”アプリへの登録まで済ませておきます。 “Tapo”アプリでは動作検出時のスマホへの通知をはじめ、さまざまなカスタマイズが可能ですが、設置場所が家族が使う玄関なので、毎回の通知は不要。まずは人のみを検知して録画する設定で運用をスタートしました。 まずは防犯カメラとしての動作状態を確認してみると、日中、夜間ともに、テスト用に映った自分の姿や家族の様子も確認できます。 日中は2K QHD画質のお陰で十分鮮明な画質。撮影範囲は150°と超広角で玄関のみならずリビングの掃き出し窓もカバーできています。 夜間は初期設定ではモノクロのナイトモードになりますが、これも15mを可視可能なので見え方としては十分。 特にAIによる検出精度が高く、画面内の小さな映り込みでも人物として認識して録画が残るので、防犯カメラとして十分機能しそうです。 なお今回はmicroSDカードによるローカル録画を使用していますが、クラウド録画を契約するとカメラ自体が盗難に遭ってもアプリから視聴できる録画データが残るので、用途に応じて検討しましょう。 なお、セットアップ画面には、ソーラーパネルの取り付け位置や角度などの丁寧なガイドがあるので、一見の価値ありです。 本来であれば内蔵バッテリーを100%まで充電して設置スタートが推奨ですが、今回はバッテリー残量の推移を確認するために、67%という中途半端な充電で止めました。 初期設定を済ませ、設置に進みます。 取り付けたのは、実家の玄関近くにある窓に付いた格子。本来のメーカー推奨の設置方法は外壁にネジ打ち込みですが、持ち家でも壁に穴を開けるのは気が引けるし、またソーラーパネルの発電の心配もあって結束バンドで固定しました。最後に台座に取り付けたカメラとソーラーパネルの角度調整をして設置完了です。 防犯カメラである「Tapo C425 KIT」ですが、バッテリーとソーラーパネルでの駆動のため、常時録画は非対応になっています(シリーズの他機種は設定可能)。ただし、TP-Link Tapoシリーズの売りは“スマートAI検知”。カメラが人物やペット、車両などを正確に検知して、スマホに通知したり、イベント検出で録画してビデオを残せるようになっています。