消防士が広くてバッキバキの背中を作り上げ、ボディコンテストで念願の優勝
2024年8月11日(日)、香川県丸亀市のアイレックスにて『JBBF四国フィットネス選手権大会』が開催され、池田義純(いけだ・よしずみ/26)さんが、四国メンズフィジーク172cm以下級で優勝した。昨年、同大会に初出場し3位だったという池田さん。リベンジを果たすため背中の広がりやポージングを研究して今大会に挑み、みごと優勝を勝ち取った。 【写真】消防士・池田義純選手のバッキバキな背中を見る
「去年3位だったこの大会で優勝することができて大変嬉しいです!この1年間トレーニングをしてきて良かったと感じました。ジムのオーナーたちにご協力いただき、ポージング練習をたくさん行ったのも良かったと思います。ポージングはメンズフィジーク選手の西崎空良さんを参考にさせていただきました」 池田さんは、消防士として働き始めてから筋トレに目覚めたそうだ。 「同期の多くはトレーニングを習慣にしていました。同期たちに教えてもらいながらトレーニングを始めたのが、ボディメイクのきっかけです。職場の先輩がボディコンテストに出場することになったので、会場へ応援に行きました。その大会で、先輩のカッコイイ姿を目にして『自分も出てみたい!』と思うようになり、去年から大会に出場するようになったのです」 消防士という仕事柄、「決まった曜日や時間にトレーニング時間を確保するのは難しい」と池田さん。 「週に3~4回、2時間~2時間30分ほどトレーニングしています。以前は少々無茶もしていましたが、仕事明けの日は睡眠をしっかりと取り、疲労を回復させてからトレーニングに挑むようにしました。そうすることで、対象部位が限界になるまで集中して追い込めている感覚が得られています。部位分けは胸、背中、三頭、二頭、肩、脚のうちどれか2つを組み合わせることが多いですね。得意な部位は背中です!」 池田さんは、「減量もトレーニングも実験の繰り返し。さらに勉強します!」と語る。 「今回は炭水化物を多めに摂って、たくさん動くように意識していました。しかし終盤で焦ってしまい炭水化物の量を落としたことで、トレーニングに集中しきれなかったようです。トレーニングの集中力が低下しないよう来年は減量幅や減量期間、カロリー設定などを見直そうと思います。職場でもたくさん動きますが、有酸素運動としてのエアロバイクを1日1回は入れるようにしていました」 結婚した、新婚の池田さん。奥さんも夫の優勝を心から喜んでくれたそうだ。 「奥さんが自分のことのように喜んでくれて嬉しかったです!今日までの1年間、コツコツとした積み重ねに対して結果が付いてきたことにホッと安心してくれていました。これからもボディメイクを続け、毎年少しでも身体を成長させられるようにトレーニングに励みたいです」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
文・撮影:山口夏織