2日午前10時現在の天気の状況。

　2日（木）午後も日本海側は雪や雨で、北日本は大雪やふぶきとなる所がある見込み。雪による交通機関への影響、落雪やなだれに注意が必要だ。太平洋側は晴れて、乾燥した晴天が続く見通し。なお、あす3日（金）から4日（土）は日本海側で雪の範囲が広がり、山沿いを中心に積雪が増えるおそれがある。今後も、最新の気象情報に注意するようにしたい。

今後は雪の範囲広がる

上：2日午前10時までの24時間降雪量、下：大雪時の注意点。

　北日本の日本海側はこの時間も雪の地域が多く、青森市で午前10時までの24時間に33センチの降雪を観測するなど大雪となっている所がある。積雪が多い地域は引き続き、なだれや落雪、除雪中の事故、電線などへの着雪に注意が必要だ。気温が比較的高めの北陸の平地は、降り続く雨による土砂災害、さらに落雷や突風にも注意が必要となる。

きょう2日からあす3日にかけての時系列天気。

　3日（金）は寒気が南下する影響で、北日本を中心にきょうより気温が下がる見込み。このため、日本海側は北日本だけでなく、北陸も次第に雪の範囲が広がりそうだ。夕方以降は西日本の日本海側でも、雪や雨の降る所がある見通し。北陸や西日本の日本海側は、とくに午後から遅い時間にかけて、落雷や突風に注意が必要となる。

4日(土)の全国天気と予想気温。

　4日（土）午前中にかけては、北陸や周辺地域の山沿いを中心に、雪の降り方の強まる所がある見込み。Uターンの足に何かしら影響する可能性があるので、積雪の状況や交通規制情報などをチェックし、なるべく時間に余裕を持った行動を心がけたい。なお、東・北日本の太平洋側も、土日は気温が低いので、体調管理に注意が必要となる。

来週は寒い

週間天気予報と予想気温。

　週明け6日（月）から7日（火）朝にかけては南岸低気圧の影響で、太平洋側でも広く雨が降る見込み。低気圧の通過後は、上空に強い寒気が流れ込み、全国的に10日（金）ごろにかけて寒さが厳しくなり、九州の平地でも雪の降る可能性がある。これまで以上に、服装や体調管理に注意が必要だ。 （気象予報士・高橋和也）