米中部大西洋沿岸で新年最初の大雪、ワシントンでは住民同士の雪合戦も
6日、新年最初の本格的な冬の嵐が米中部大西洋岸に襲来した。首都ワシントンでは連邦政府機関や公立学校が閉鎖された。一方、中には住民同士で雪合戦に興じる姿も見られた。 米国立気象局は6日正午までにワシントンで約13センチ、周辺地域では30センチ以上の降雪を観測したと発表。週末、大平原とオハイオ渓谷の一部で30センチの積雪を記録した。 嵐の進路にあたる地域では、交通の混乱が予想されている。当局はこうした地域での運転を極力控えるよう呼び掛けている。またカンザス州、ケンタッキー州、アーカンソー州、ウェストバージニア州、バージニア州、メリーランド州では非常事態が宣言された。 一方ワシントンでは、嵐の到来にもかかわらず議会が開かれ、昨年の米大統領選におけるトランプ氏の勝利を正式に認定した。 ワシントンの公園では、ワシントン雪合戦協会が主催する雪合戦が行われ、大勢の住民が参加した。この催しは15年前に始まった。 「2人ともこれは初めての体験だ。私たちは通りを挟んで向かい側に住んでいるけど、雪合戦をするのにこんな便利な方法はないね」 「僕は雪が大好きだ。僕もジャックも中西部の出身で、雪が故郷を思い出させてくれる。近所の人たちと外に出られるのは楽しいね」 ワシントンに雪をもたらした雲は、6日夕方に大西洋に抜けるとみられている。