【熊本競輪・GⅢ開設記念】熊本競輪場復興を願い続けた深谷知広がV 通算400勝も達成
■プロフィル ◆深谷知広(ふかや・ともひろ)1990年1月3日生まれの34歳。愛知県安城市出身。桜丘高時代から自転車競技で活躍。愛知支部96期で2009年7月に豊橋でデビュー。史上最速GⅠ初優勝や史上最速S級特別昇級など数々の記録を打ち立て、ついた異名は「平成の怪物」。17年からは自転車競技のナショナルチームのメンバーとして国際大会でも活躍。21年1月に静岡支部に移籍。ホームバンクは静岡。通算成績は1021走400勝、優勝52回。師匠は金子貴志(愛知・75期)。169.8センチ、79.0キロ、B型。 ■決勝VTR 中川誠一郎らも前を狙って出たが、1番車の松浦悠士がS取り。町田太我―松浦―隅田洋介の中国勢が前受け。その後ろは深谷知広―阿部拓真(東日本)、単騎の坂井洋、嘉永泰斗―中川、単騎の脇本雄太で周回。 町田が誘導と車間を切ったため突っ張り先行もありそうだったが、赤板で熊本勢が勢いよく切りにいって抑える。だが町田がすかさず赤板2角で抑え返し、中国、熊本、東日本、坂井、脇本で打鐘。 終HSで坂井がカマして進出したが、松浦のけん制を受けてBSで失速。それを見た嘉永が2角捲りを放ったが、隅田の横までで車が伸びず。嘉永を目標にBSで外を踏んだ深谷は、嘉永の上を乗り越えて、直線伸ばしてV。4角まで町田をマークしていた松浦はゴール前で抜かれて2着。松浦後位の隅田が3着。