子どもの国語力はテレビとラジオで伸びる! 小学生の語彙力が高まる接し方
国語は短期間での成果が見えづらいのが難しいところです。「このままでいいのかな」と心配になることがあるかもしれません。 どんなことをすれば、国語力を高めることができるでしょうか。 【画像】こんな問題に強くなる「外来語の意味を答える問題」(灘中学校2024年) 家庭でできる国語力を高める取り組みの具体的な方法を、すばる進学セミナー代表/かまくら国語塾主宰の中本順也著『おうちでできる子どもの国語力の伸ばし方』から紹介します。 ※本稿は、中本順也著『おうちでできる子どもの国語力の伸ばし方』(かんき出版)から一部抜粋・編集したものです。
食事の時間は親子のラジオタイムに
取り組みやすさ ★★★ おすすめ学年 小学校中学年~高学年 国語力を育むうえで改めて価値を見直したいメディアがラジオです。 朝の忙しい時間に落ち着いて活字を追うのはとても難しいこと。その点、ラジオは音声ですので、ほかのことをしながらでも聞くことができます。防災の観点からも、いつでも手に取れる場所にラジオを置いておきましょう。
朝と夕方のNHKニュースがおすすめ
ラジオはスマホで流すのでも問題はありません。 ただ、スマホで聞いていると、アプリの通知音などで音声が分断されてしまったり、場合によっては止まってしまうこともあります。 できればハンディラジオを購入することをおすすめします。2000円ほどで結構よいものが買えます。 次に、どんな番組を聞くとよいかというと、主にニュース番組です。 とくに、朝食と同時に朝のNHKニュースを聞くことをおすすめします。 朝食の時間は親子が揃っている可能性が高いこと、情報を入れて脳を動かすことで目覚めを促進できることが理由です。 また、可能であれば1日に2回、夕食の時間にも聞いてみるとよいでしょう。 ニュースの内容に変化もありますし、朝は忙しくて話題にできなかったことを、夜にもう一度家族の話題にすることもできます。 高学年になるにつれて段々とコミュニケーションの形も変化してくるので、親子の話題づくりにもとても便利です。