2度のPK失敗で敗戦のミラン「なぜ?」フォンセカは選手によるキッカー変更に怒り…PK乱発にも皮肉「“サーカス”に貢献したくない」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ミランは、日本時間7日のセリエA第7節フィオレンティーナ対ミラン戦で1-2と敗れ、パウロ・フォンセカ監督が『DAZN(ダゾーン)』のインタビューなどでいらだちを示した。 【動画】「サーカス」とミラン監督が皮肉の一戦
前節終了時点で3位インテルと並ぶ11ポイントのミランは、ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグのレヴァークーゼン戦の敗戦を払しょくするべく、敵地でラッファエレ・パッラディーノ率いるフィオレンティーナと敵地での対戦に臨んだ。だが35分にミランからローン中のヤシーヌ・アドリに先制点を許すと、2度のPK失敗などでチャンスを逃して1-2と敗れた。 セリエA第7節を終えて、ラツィオやウディネーゼに追い抜かれ、6位へと後退したミラン。指揮官パウロ・フォンセカは試合終了後、『ダゾーン』のインタビューに応じると、両チームに対して合計3回のPKが与えられたことについて“サーカス”と表現し、不快感を示した。またチームの敗因を分析し、自身の考えを示した。 「判定について何も言うつもりはない。だが、サッカーを愛する者として、このような“サーカス”に貢献したくない。主審について話すつもりはないが、少しでも接触があればPKになってしまうが、カルチョとは、こうしたものではない」 「ミランは今日まで、このシステムで良いパフォーマンスを見せてきた。フィオレンティーナがそれほど多くのチャンスを作り出したわけではないが、前半はアグレッシブさが足りず、相手にとって、ゴールを挙げるのがあまりにも簡単だったはずだ」 「守備におけるアグレッシブさやデュエルが問題であったことは明らかだ。PKを2回失敗し、フィオレンティーナの2点目のようなゴールを献上してしまうと、いくらチャンスを多く作り出しても、勝つのが難しくなってしまう」 ポルトガル人指揮官はその後、記者会見に出席すると、PKキッカーであるクリスティアン・プリシッチではなく、テオ・エルナンデスとタミー・エイブラハムがキッカーを務めたことに怒りを示した。 「私は腹が立っている。われわれのPKキッカーはプリシッチのはずだ。なぜ選手たちが考えを変えたのか分からない。彼と話しをし、『こうしたことが二度と起きてはならない』と伝えた」 試合情報 ミラン vs ウディネーゼ 試合時間:2024年10月20日(日)日本時間1:00 会場:サンシーロ
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