「世界初」のクロマグロ完全養殖 初出荷から20年 近大マグロが切り開いた「養殖」の未来
■多くの学生に特別価格でふるまわれた
世界で初めての快挙から20年。10日は多くの学生たちに特別価格でふるまわれた。 近畿大学1年:大阪人にとってはお得なんって最高なもんです! 近畿大学1年:やっと1人前の近大生になれました。 マレーシアからの留学生:近大マグロは一番おいしい。 近畿大学大学院1年:誇らしい。東京行っても、近大って何?と言われたら、近大マグロと言われるぐらいに浸透してるから、スゴイもの発明したなと感じてます。
■「養殖に力を入れるのは重要な意義」と菊地弁護士
菊地幸夫弁護士:乱獲で非常に少なくなってる。日本は相当な数を取る。その乱獲の責任の一端を担ってるのが日本かというところがあると思いますんで、この養殖にどれだけ力を入れるかというのは、日本が天然資源の生態系を守っていく意味でも、重要な意義があると思いますね。 近大マグロの今後は? 近大水産研究所 升間所長:需要の高まりで、再び乱獲の恐れもある“資源を守る”意識の高い海外に『完全養殖』を広めるためにも続ける。 この技術は、海外にも広がっていきそうだ。 関西テレビ・神崎博報道デスク:資源は限られていて、世界の人がマグロを食べるようになってきてるので、将来的には枯渇するんじゃないかと見られてるので、完全養殖という技術を世界に輸出して、近大マグロが世界的ブランドになって、どこの国に行っても店頭に近大マグロが並んでるみたいになったら、この技術自体、日本人としても誇りでありますし、 広がっていったらいいと思います。 「安定的に獲れる」という強みを武器に、世界に誇る輸出産業の道が開かれていくかもしれない。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年10月10日放送)
関西テレビ