【陸上】2012年ロンドン五輪女子1500mトマショワの銀メダル剥奪確定 同種目のドーピング違反失格者は5人に
2012年ロンドン五輪女子1500mに出場したT.トマショワ(ロシア)について、同大会で獲得した銀メダルを剥奪されることが11月19日、確定した。世界陸連の独立不正監査機関、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)が国際オリンピック委員会(IOC)に対して通知を行ったことが発表されている。 競歩・池田向希「公正な結論が導かれるよう努める所存」ドーピング違反疑いに旭化成が潔白主張 トマショワは同五輪で4位でフィニッシュしたが、のちに他の選手がドーピング違反のため成績が取り消され、銀メダルまで繰り上がっていた。その後にトマショワにもドーピング違反が発覚。12年の検体から禁止物質が21年に見つかり、今年9月に10年間の資格停止処分と12年6月21日から15年1月3日までの成績取り消しが行われることがAIUから発表されていた。上告が行われなかったため、今回処分が確定した。 ロンドン五輪の女子1500mでは決勝に出場した13人(1人は途中棄権)のうち、ドーピング違反が発覚したのはトマショワを含めて5人となる。トマショワの成績取り消しに伴い、順位が繰り上げられ、銀メダルはA.アレガウィ(エチオピア)で、銅メダルはS.ラウバリー(米国)。金メダルはM.Y.ジャマル(バーレーン)が獲得している。
月陸編集部