韓国の合同捜査本部は、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の身柄拘束を中止したと発表しました。 合同捜査本部の捜査員ら約100人は、午前8時過ぎに大統領公邸の敷地に入りましたが、関係者によりますと、大統領を警護する「大統領警護庁」側の約200人が腕を組むなどして公邸の入り口などに立ちふさがった他、バスなどの車両も使って捜査員の進入を阻んだということです。 一部では小競り合いも起きたということで、合同捜査本部は現場の安全上の理由から午後1時半ごろ、令状の執行を中止し3日の身柄拘束を断念しました。 尹大統領支持者: （身柄拘束は）違法だ。私たちはそれを防ぐために来た。 拘束令状の有効期限は6日ですが、大統領警護庁が警護を続ける限り令状の執行は不可能だとして、合同捜査本部は、大統領の職務を代行するチェ・サンモク副首相に令状執行に応じるよう強く求めるとしています。