【神戸新聞杯】前走日本ダービー組が9勝 スピード&スタミナ兼備、ショウナンラプンタの成長に期待
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は9月22日(日)中京競馬場で行われる神戸新聞杯(GⅡ・芝2200m)について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【神戸新聞杯2024 推奨馬】回収率100%超えなど好データ目白押し!前走タイムは歴代屈指 SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった16頭を検討対象とし、過去10年データを使用する。
重要データ:勝ち馬のほとんどが前走日本ダービー組
神戸新聞杯は例年、阪神競馬場で開催されるが、今年は2年ぶりに中京競馬場での開催となる。開催地に関わらず重要なデータが前走レース別成績だ。 同データには明確な傾向があり、前走日本ダービー組は【9-6-3-30】で単勝回収率60%、複勝回収率80%。勝ち馬のほとんどが前走日本ダービー組で、複勝圏内を見ても30頭中18頭がこの組となっている。 今年は上位人気が予想されるウエストナウ、ヴェローチェエラ、バッデレイト、メリオーレムはいずれも前走日本ダービー以外からの臨戦。好走データには当てはまらない。 前走日本ダービー組は出走取消となったメイショウタバルを除けば4頭いるが、最高着順はジューンテイクの10着。当日もあまり人気にならない可能性が高く、妙味が生まれそうだ。 【前走が日本ダービーの出走予定馬】 ・ジューンテイク ・ショウナンラプンタ ・ビザンチンドリーム ・ミスタージーティー
前走内容:日本ダービー
今年はジューンテイク、ショウナンラプンタ、ビザンチンドリーム、ミスタージーティーの4頭が前走日本ダービーからの臨戦。同レース当日の馬場状態は、内側が綺麗で経済コースを通った馬が有利だった。加えてラップが特徴的で馬群自体はそれなりに縦長になったが、前半5F62.2秒、後半5F56.8秒の、かなりゆったりとした流れで、前にいた馬たちが有利なレースだった。 特別登録している前走日本ダービー組の中では、ジューンテイクの10着が最高着順。同馬は先行~中団付近から内々を通り、比較的有利な競馬をしていた。そのほかのショウナンラプンタ、ビザンチンドリーム、ミスタージーティーはいずれも後方からの競馬で、展開的に上位入線するにはかなり力がないと厳しかった。 したがって着順はジューンテイクが最上位も、今回はそれ以外の3頭に注目する。なかでもショウナンラプンタは日本ダービーでかなり折り合いを欠いた走りをしており、終始ちぐはぐだった。折り合いは元々良くないタイプも、2走前の青葉賞は日本ダービー7着のシュガークンとタイム差なしの2着。能力はここでも十分通用するものを見せており、折り合い面で前進があれば勝ち負けできる一頭だ。